黒人キャプテン・アメリカ誕生、アンソニー・マッキー「ラテン系や白人の子どもたちが見て憧れることも重要です」
映画で新生キャプテン・アメリカとしてスクリーン・デビューを果たす、サム・ウィルソン役のアンソニー・マッキー。英雄の盾を引き継ぐ責任の重さや、その意義をていねいに語っている。
米のインタビューで、現代社会における黒人のキャプテン・アメリカの文化的意義を問われたマッキー。「キャプテン・アメリカの役割を引き継ぐ者には大きな責任が伴います。僕の責任は、黒人の子どもたちだけに向けられたものではありません。ラテン系や白人の子どもたちが、黒人のキャプテン・アメリカを見て憧れることも非常に重要です」と、人種という枠を超えた普遍的な考えを強調した。
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また、「子どもの頃、好きなスーパーヒーローのひとりはスーパーマンでした」と明かし、その影響をこう語っている。「僕はスーパーマンの故郷の惑星に行ったことはないし、白人になることもできない。けれども彼を見ていた時、その誠実さに惹かれ、首にシーツを巻いて家中を飛び回りたいと思ったものです」。
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“スーパーヒーロー”は、昔も今も単なるコミックキャラクターにとどまらない存在だ。作品やキャラクターによってヒーロー像は異なるものの、希望や夢、理想を体現する象徴的存在であり、多くの人にとって憧れの対象となっている。そしてマッキーにとって、キャプテン・アメリカが象徴するのは、外見ではなく「人間性の美しさ」だという。
「重要なのは内面です。キャプテン・アメリカを見て憧れる時、その本質的な意義は人間性の美しさであり、シンボルやエンブレムといったものではありません。世界には山ほど問題があります。そして僕は人間の美しさこそが、それらを解決するものだと信じています。」
映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は2025年2月14日(金)全国劇場公開。
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