奇跡!平均年齢85.8歳の女声合唱団。船橋シティコーラスが「なみだひかるほし」上演【船橋市】
合唱団を指導する辻博之さんオリジナル作品の「なみだひかるほし」は奇跡の愛の物語。団員の5人の歌声が9月18日(木)、船橋市勤労市民センターで響き渡ります。
樺太、北海道を舞台にした愛の物語
船橋シティコーラス(杉山弘美団長)が6年ぶりにミュージカル「なみだひかるほし」を船橋市で再演します。
船橋シティコーラスは設立30周年を迎えた女声合唱団で、団員の平均年齢は85.8歳。
同合唱団を指導する辻博之さん(41)の出身校・東京芸術大学のOBやOGら10人の応援を受けて上演します。
「なみだひかるほし」は辻さんのオリジナル作品で、歌だけでなくダンスやせりふもある作品。
1945年の樺太(サハリン)から2017年の北海道・小樽まで、歴史が置き去りにしたままの糸が3世代にわたって紡ぎ合う、奇跡の愛の物語です。
最年長91歳が「合唱はやめない」
団員は最年長の櫻井きみ子さん(91)を筆頭に、堀田英子(えいこ)さん(88)、藤田英子(ひでこ)さん(85)、佐久間幸子さん(84)、そして杉山弘美さん(81)の5人。
普段は毎週水曜日、船橋市中央公民館や栄町自治会館で練習しています。
北方領土の国後島で生まれた櫻井さんが5人の思いをまとめてくれました。
「私たちは、戦時中はつらい思い、戦後は生きるために苦労してきました。でも、こうして仲間と先生に出会い、音楽に親しみ、本当に楽しい毎日を過ごしています。この作品を後の時代に引き継いでいきたいです」
上演は9月18日(木)、船橋市勤労市民センターで。
料金その他詳しくは問い合わせを。
(取材・執筆/マット)
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