『バービー2』製作か?大ヒット続編「初期段階」と米報道
2023年の大ヒット映画『バービー』続編企画に動きが見られたようだ。製作が初期段階にある旨を米が報じている。
完璧で夢のような「バービーランド」で暮らしていたバービーが、体の異変をきっかけに人間の世界への旅に出る『バービー』。北米、全世界ともに2023年の興行ランキングで1位、また歴代のワーナー・ブラザース映画の中でも1位となる快挙を成し遂げた大ヒット作は、公開からほどなくして、続編製作について数々報じられてきた。
The Hollywood Reporterが情報筋から得た情報によると、監督を務めたグレタ・ガーウィグと脚本を担ったノア・バームバックが、続編の構想を練り、すでにワーナー・ブラザースに企画を持ち込んでいるのだという。まだ「初期段階」だと言われているが、物語を見つけたことで、交渉の扉が開けたということだと、別の情報筋も認めている。
一方で、製作及びスタジオの関係者は本件に反論し、ガーウィグとバームバックの担当者は「この報道には何の正当性もありません」と、ワーナー・ブラザースの担当者は「The Hollywood Reporterの報道は不正確です」と付け加えている。
2023年7月、『バービー』の大ヒットを受け、マテル社と米ワーナーは、バービーのユニバース化に早々にも積極的なを示していたが、監督のガーウィグは「これまでやりたかったことはすべてやりました」と、すぐには続編製作を検討していないと明かしていた。そこから1年あまり、ガーウィグたちに心境の変化が生じたのか、バームバックが脚本の執筆を始めたと伝える情報筋もある。
なお、ガーウィグは「あまりに早い段階でアイデアを共有しすぎると、悪くなってしまいますし、映画も良いものになりません。私は、あまり早い段階でプレゼンしたり、披露するのは好きではないんです。その映画がどういうものなのか、幾分台無しになってしまう気がして」と、創作に対する独自のスタンスを以前にも語っている。
もっとも、ガーウィグは、人気児童書「ナルニア国物語」シリーズの、バームバックはジョージ・クルーニーやアダム・サンドラーら豪華キャストを擁するを製作しているため、『バービー』続編企画が実現するとしても、随分先のこととなりそうだ。
そして何より気になるのは、マーゴット・ロビーによるバービーとライアン・ゴズリングによるケンが再演する可能性だ。2人は『オーシャンズ11』前日譚映画でのがすでに報じられているほか、ロビーはアメコミ作品『アベンジェリン(原題:Avengelyne)』の、エメラルド・フェネル監督による『嵐が丘』でのなど待機作も多数、プライベートでは第1子が誕生したばかりだ。
対するゴズリングも人気SF小説『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の実写化という超大作をいる。スター俳優による大ヒット映画の再来を期待したい気持ちもあるが、続報を気長に待つのが良いのかもしれない。
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