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北大学生街の人気グルメ“透き通る黄金スープ”のラーメンに円山から移転のカフェ…北18条駅周辺【札幌】

SASARU

北海道大学をはじめ、若い世代の活気あふれる札幌・北18条駅周辺のグルメを調査します。カレー店が多いことでも知られるこの界隈で、新たな名店を見つけてきましたよ。

栗山町で愛された味が札幌で復活! フライパンで焼く唯一無二のお好み焼き

 外がカリカリ、中がふわふわのお好み焼きを味わえる「りんごの木」。惜しまれつつ2年前に閉店した栗山町の人気喫茶店の看板メニューを引き継いだ店です。のれんに「フライパンで焼く、お好み焼き」とある通り、工夫を凝らした焼き方で唯一無二の味を提供しています。

一般的なお好み焼きは生地とキャベツを混ぜてから焼きますが、この店では、高さのある専用のフライパンに生地を敷き、その上に具材の肉や野菜、卵を載せ、蒸し焼きにしていきます。

 さらに、油をかけながら何度もひっくり返して揚げ焼きすることで、表面はカリカリッと厚揚げのように、中はふわふわに焼き上げます。揚げ焼きの油をしっかりと切ることで、さっぱりと食べられます。キャベツのシャキシャキとした食感も残した仕上がりに。

「お好み焼き 豚玉」(900円)

 フライパンで焼いた後、鉄板に載せて熱々で提供するのも、栗山町の前身の店のスタイルを踏襲しています。ソースの香ばしさもたまりません。

 トッピングもおすすめ。「お好み焼き 豚玉」(900円)にイカ(200円)とチーズ(150円)をトッピングすると、生地の中にチーズが入っているだけでなく、上からも別の種類のチーズがかかり、とろけています。イカの食感もいいアクセントです。

 店名の由来も気になります。栗山町の前身の店の近くにリンゴ農園があったことから、前オーナーが付けた名前だそう。栗山町時代の常連客だった現在のオーナーが事業承継によって店名やお好み焼きの味を受け継ぎ、札幌で復活させました。
 懐かしの味を求めて栗山町からはもちろん、道外からも客が訪れるそうです。

 店長の藤川伸也さんは「長く続けていけたら、前オーナーさんへの恩返しになるかなと思っています」と意気込みます。
 この店のお好み焼きを食べたことがあるという廣岡俊光アナウンサーは「関西とも広島とも違う、オリジナルのお好み焼きなんですよね。箸で持てるのもすごい」と絶賛。まさに新食感といえるお好み焼きを味わってみませんか。

りんごの木
札幌市北区北16条西4丁目1−35 896BLDG 1階

円山から移転! おしゃれカフェの絶品韓国スイーツ

 クロワッサンの生地をワッフル型に焼き上げた韓国スイーツ「クロッフル」が名物の、おしゃれなカフェ「Lemoa(レモア)」。SNS映えして、味も抜群のメニューを目当てに、平日でも常に満席の人気店です。

 生のクロワッサン生地を高温のワッフルメーカーで焼き上げ、外はサクサク、中はもちっとした食感を生み出します。

 「メープルバニラクロッフル」(ドリンク付き・1350円)は、かむほどにバターの風味が広がり、メープルシロップの香りもたまりません。

 食事系のメニューもあります。「エビアボカドクロッフル」(ドリンク付き・1550円)は、バター香るクロワッサンに、アボカドソースとエビのうま味がベストマッチ。フレンチドレッシングをかけ、想像以上にすっきりとした後味です。

 添えられているジャガイモのポタージュも、ホッとする優しい味。
 期間限定のクロッフルも定期的に登場するので、何度訪れても楽しめること間違いなしです。

ドリンクメニューもずらり。甘みの入ったミルクとアイスコーヒーの2層が美しい「オレグラッセ」(セットドリンク+150円・単品700円)もおすすめです。

 この店は元々、円山にありましたが、3月に現在地へ移転しました。オーナーの阿部みれいさんは「以前はお花屋さんに併設していましたが、独立した店舗を持ちたいと考え、学生さんも多いこのエリアに決めました」と話します。

 新店の資金は、クラウドファンディングで募りました。「常連さんも支援してくれて、温かいお客様に恵まれていると感じました」と阿部さん。
 絵本も用意してあるので、子ども連れでもくつろげますよ。

Lemoa(レモア)
札幌市北区北17条西2丁目1−10

凝縮された鶏のうまみ!透き通る黄金のスープ

 鶏のうま味を凝縮した「透き通る黄金のスープ」の噂が口コミで広がり、オープンからわずか2年でラーメン通も認める実力店に成長した「らーめん清湯(ちんたん)」。
 店主の澤村賢治さんが研究の末にたどり着いた究極の1杯を味わえます。

 看板メニューのひとつが「清湯醤油」(980円)。目を見張るのが、スープの透明感です。
 名古屋コーチンをメインに、青森県産丸鶏も使います。羅臼昆布をひと晩漬け込んだ昆布水に、2種類の丸鶏と鶏がらを加え、沸騰しないギリギリの温度で約7時間煮込むそう。濁りがなく、鶏のうま味を凝縮したスープに仕上げていきます。

 タレに使うしょうゆは、4種類をブレンドした上に、火入れをしていない「生揚げ醤油(しょうゆ)」を最後に合わせ、2週間以上寝かせてから使うというこだわり。まろやかな風味を引き出しています。
 さらに、鶏の油「チー油」の香りがスープと相まって鼻を抜けます。

 スープも具材も野菜だけを使って作る「清湯ベジ」(900円)は、澤村さんが「外国の方やビーガンの方にもラーメンを食べてほしい」と考案しました。
 スープは、タマネギの札幌黄をベースに、ニンニクやショウガ、セロリなど9種類の野菜を使い、ドライトマトで酸味を付けてさっぱりとした味わいです。

 高級キノコのポルチーニを漬け込んだしょうゆを使うことで、香り高く、上品なこくも生まれます。
 トマトやホウレンソウ、キノコなど、具合もヘルシー。スープを最後まで飲み干しても、罪悪感がありません。

 人気店になった今も、澤村さんは「年齢層の高いお客さまも学生さんも、みんなが飽きずに食べられるラーメンを毎日追求し、地域に根づいてやっていきたい」と話します。
 シンプルでありながら奥深く、しみじみと体に染み渡る1杯をぜひ。

らーめん清湯
札幌市北区北15条西5丁目1−7、ほくせいビル1階

みんテレ11月14日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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