車座集会 「前向きな終活」談義 区民12人が福田市長囲み
市民と福田紀彦川崎市長が直接対話し、市政の課題解決に向けて意見交換する車座集会が2月24日、宮前区役所4階大会議室で行われた。
車座集会は市内各区で行われており、74回目となる今回は「前向きな終活を地域のみんなで考えよう」がテーマ。市民団体の代表ら12人の参加者と福田市長、齋藤正孝区長らが意見を交換した。冒頭、福田市長は「1月に区が開催した終活セミナーは盛況だったと聞いている。良いことは広げていきたいので、有意義な会にしたい」とあいさつした。
宮前区は2050年に高齢者人口が市内で最も高くなることが予想されていることを背景に、1月に終活に役立つ「プレ・エンディングノート」を作成。集会では福田市長が司会役として、その活用法と区内への展開のアイデアが話し合われた。「(生きるための)生教育が必要」「夏休みの宿題にしたら親世代にも周知できる」「ライフプランノートという名称にしたらどうか」などの意見があがった。片づけ&写真整理アドバイザーの吉村伸江さんは実家の体験談を披露。「捨てるものではなく残したいものを探すことがポイント。片づけは生きる喜びにつながっていく」と述べた。
齋藤区長は「貴重なアイデアをどう実現していくかを考えていきたい」と総括した。