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「小学生の放課後ルール」6割以上の家庭に存在 親の時代よりもさらに細やかに!

コクリコ

小学生の放課後遊び。約6割の家庭が放課後の過ごしかたにルールを設定していることが判明。気になるルールの中身をママたちのリアルな声とともにご紹介します。

子どもの放課後ルールを決めている家庭の割合は?(アンケート結果)

放課後、お友達と遊ぶ約束をしてくることが増えはじめる小学生。楽しく過ごしてほしい反面、心配が尽きないのがママの本音ではないでしょうか。

コクリコラボの調査によると、放課後遊びについて、家庭内でルールを決めている家庭は6割以上にのぼります。今回は、小学生の「放課後遊びのルール」をテーマに、ママたちのリアルな声を集めました。

アンケート概況:
コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に 2025年4月2日~15日インターネット上で実施。有効回答数は108件。

約6割の家庭が小学生の放課後遊びのルールを決めている

コクリコラボアンケート

入園または入学している年齢の子どもを持つママに、「放課後にお友達との家の行き来や遊ぶ場所について、家庭内でルールを決めていますか?(暗黙のルールも含む)」と聞いたところ、全体の65%が「はい」と回答しました。

いっぽうで、「いいえ」と回答したのは全体の約3割。「そのほか」と回答したママからは、「ならいごとや学童があり、友達と遊ぶ機会が今のところない」「これから考える予定」といった声が寄せられました。共働きかどうか、ならいごとの有無などによっても、放課後の過ごしかたやルールの必要性は変わるようです。

どんな放課後ルールを決めているの?

では、具体的にどのような放課後ルールを決めているのでしょうか。気になるルールの内容を見てみましょう。

遊ぶ前に予定を伝える

……どこに何時から何時ごろまで行くか家族に伝えていく。

……きちんと名前と時間、場所が明確にわかっていることが大前提。

もっとも多かったのは「遊ぶ前に予定を伝える」というルール。どこで、誰と、何時まで遊ぶのかを知っておくと、親は安心できます。

……出かけるときは、誰とどこに行くか親にいう(まったくできてないです!)

ルールはあるものの、守れていないという声も。

……どこに行くか伝えて出る。守らなかったら翌日まで外に遊びにいくのとゲーム、タブレット類使用禁止。家に戻らずそのまま遊びに行ってしまったことがあったのでこの2つは徹底しています。

ついつい遊ぶのに夢中になって、約束の時間が過ぎていた……というのは、子どものあるあるではないでしょうか。守れないことが続くようなら、親子で話し合い、ペナルティを決めておくのもひとつの方法です。

座談会に参加したママからは、こんな声も。

……年齢が上がるにつれて行動範囲がすごく広がるので、小学校までは「誰と・どこで・何時まで遊ぶ」を必ず報告させていました。6年生からはスマホを持たせていたので、GPSで報告が合っているかを確認していました。

このお話を聞いて、ふと心に浮かんだのは「噓をつくようになったらどうしよう……」という不安。子どもを信じたい気持ちと、見守りたい気持ちとのバランスが難しいですね。

基本は外遊び

……親同士が親しくなければ、基本は公園で。小学生だと家のなかでのトラブルがあると聞いたことがあるので。

……晴れた日は基本的に外。雨の日は公共の施設やオンライン上で友達と遊ぶ。少人数で雨の日は家で遊ぶこともあります。

遊ぶ場所は基本的に公園というルールも多く挙がりました。このルールの背景には、「外で元気に遊んでほしい」という願いと、「トラブルを避けたい」という親心が込められているのかもしれません。

……5時までに帰宅する。遊ぶ場所と友達の名前を伝えてから出掛ける。遊ぶ範囲は○○公園と○○公園までのエリアと決めている。

……帰宅時間、18時までに帰ってくる。学校より先の地域に行かない(学校区内で遊ぶ)。

外遊びならどこでもOKではなく、遊ぶエリアを決めているご家庭も。子どもがどこにいるか把握できるていると安心ですね。

元気に遊んでほしい。でも心配は尽きない。  写真:AFRC_317/イメージマート

家で遊ぶのは、ママ同士が知り合いの場合のみ

……まず、放課後に行く場所、一緒に行くお友達は報告してから行くこと。お友達のお家に遊びに行く場合は、母親同士が知り合いの子に限りOKにしています。

……家に行く・呼ぶときはできるだけ親同士が顔見知り、連絡先を知っている子。

家で遊ぶ場合は、ママ同士が知り合いであることをルールとしている声も多く寄せられました。何かあったときに、ママ同士が連絡を取り合えるのは大切です。

……親同士が連絡先を交換しているお友達の家しか行かない(知らなければこちらの連絡先を書いて持たせる、送っていって親に挨拶する)。

……おやつを持参すること。何かするときは必ずおうちの人に聞くこと。初めて行くお家の場合、私のLINEのQRコードと何かあれば連絡くださいと書いた紙を、おうちの人に渡すことにしています。

ママ同士が知り合いじゃないからダメ、とするのではなく、歩み寄って関係をつくると回答したママも。なるほど、こうすることで親も子どもも安心して過ごせる場が広がっていきますね。

……よく知らない子は家に呼ばない。3人以上の友達が家に来るときは事前に親に聞く。

こちらは家に遊びにきてもらう場合のルール。受け入れる側もちょっとした準備(掃除や片づけ)と気づかいが必要なため、事前に教えておいてくれると助かります。

親が留守の家には行かない

……親が留守の家には遊びに行かない、来させない。

……子どもだけで遊ぶ場合、お互いの家には上がらない。許可されている場合は敷地内や庭、または公園で遊ぶ。トイレの貸し借りも基本無し。背景としては、ご近所の暗黙のルールだからです。

大人がいない家で子どもだけを過ごさせるのは心配と考えるママも多いようです。家のものを壊されたり、ケガをしたり……何かあったときにすぐに対応できない不安があります。これは、ママ同士が知り合いの場合でも、同じなのではないでしょうか。

お金の貸し借りはしない

……トラブルを避けるため、奢るor奢られるなどは絶対NG。

……お金の貸し借りはしないこと。お金に関しては、我が子が友達の分のお菓子を買ってあげたことがあり、友達のママから教えられました。その際、友達のママからお金を返してもらい、双方の約束として、お金の貸し借りはなしにしています。

お金の貸し借りは、大人でもトラブルに発展しやすいものです。トラブルを避けるためにも、最初からルールを決めておくことが大切ですね。

遊びに行く前に宿題は済ませる

……宿題が終わってから遊ぶなど。宿題を終えていないと帰宅後やりたくなくて騒ぐので。

……家の近所にお友達が住んでいないことと、公園がまったくない地域なので遊びに行くことがありません。家では宿題をやってからゲームを、6時までしてもいいルールにしています。

「やるべきことを先に終わらせる」という習慣は、大人になってからも役立ちます。

おやつを持参する

……友だちの家に行くときはおやつを持参する(逆の立場でおやつを持参しないで我が家の食べものをねだる子どもが来て嫌な思いをしたので)。

……基本的には近くの公園か我が家に遊びに来るのでトラブルはないですが、家に来てよいのは親を知っている子どもだけに限定しました。また、飲みものは水のみ提供可能(ウォーターサーバーから自分で注ぐ)、ごはんやおやつは基本自分で持ってくる、在宅で仕事しているのでうるさくしすぎない。というルールのもと過ごしてもらってます。

このルールには、気を使わせない、気を使わないための配慮を感じます。

一方でこんなルールもありました。

……おやつの数が足りなかったことがあり、ママ同士でおやつは家で食べてから、と決めたことがありました。

持参したおやつの量や種類、アレルギーの有無などによっては、不公平感が生まれてしまうことも。宿題と一緒におやつも済ませてから遊ぶのが、一番平和かもしれません。

放課後ルールの先にあるのは、親子の安心と子どもの自立

令和の時代には、多様な家庭環境や価値観で育つ子どもたちがいます。私たち親自身の子ども時代と比べて、より細やかな親同士の連携やルール設定が求められるようになっているのかもしれない、と感じました。

放課後ルールにもいろいろありますが、共通しているのは「子どもを守りたい」という親の思いなのではないでしょうか。

座談会に参加した中学生のお子さんを持つママからはこんな声もありました。

「中学生になると、交友関係やお友達の保護者がわからなくなってしまうのですが、小学生から実施している報告が癖づいていたので、誰と何時までなどはちゃんと連絡してくれるので、ルールづけしていてよかったなと思っています」

小学生のうちに身につけたルールを守る習慣は、成長してからも役立つ。そう思うと、丁寧に向き合いたいなと感じます。みなさんはどのような放課後ルールを設けていますか?

※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

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