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【参加申し込み受付中】パンサー向井の“W成人式”でつながる40歳の時間

日刊KELLY

40歳を迎えるすべての人に、第2の成人式「W成人式」を――。
2026年1月、お笑い芸人のパンサー向井慧さんが自身の40歳という節目に、地元名古屋で「W成人式」を開催します。

これまでの歩みを振り返り、懐かしい仲間との再会や新たなつながりを創出する「W成人式」。人生の次のステージに向けて一歩を踏み出す大人たちに、笑いと感動を届ける機会に。40歳の誕生日を目前に控えた、等身大の向井さんにお話を伺いました。

向井慧さん(パンサー)

PROFILE
1985年12月16日生まれ。
吉本興業所属のお笑いトリオ・「パンサー」のツッコミ担当。
愛知県名古屋市熱田区出身で、明治大学在学中に吉本興業の養成所「NSC東京校」に入学。2008年に菅良太郎さん、尾形貴弘さんと「パンサー」を結成した。2015年に「よしもと男前ランキング」で1位を獲得するなど知名度を上げ、2024年には「あいち県民の日」アンバサダーに就任。ラジオパーソナリティとしても活躍中で、個人での活動の幅も広げている。

40歳の節目に思うこと

ーー12月に40歳の誕生日を迎えられる向井さん。今の率直な心境をお聞かせください。

実際に40歳になった時にどう思うかはまだわからないですが、先輩方からは「30代が一番楽しい」とか「40代が一番やりたいことやれる」とか、いろんな話を聞きます。そこのワクワク感はありますね。30代後半から自分はおじさんなんだと何となく認識はしていましたが、40歳になったら“ちゃんとおじさん”というか、“おじさん本番!”みたいな感覚はありますね。そして、ちゃんとおじさんにならないとって思います。

ーーちゃんとおじさんにならないと(笑)

良くも悪くも、芸人ってみんな感覚が若い人が多いので。年相応じゃない恥ずかしさみたいなものをなくしていきたいなと思いますね。ファッションや言葉遣い、周囲への気遣いなど40歳というものに見合う生き方をしよう、みたいなことは思います。

ーーこれまでとちょっと違うなと感じていることはありますか?

年下の人と仕事する機会が多くなりました。20代や30代前半まではどこの現場でも自分が一番年下で、他の出演者さんやスタッフさんは年齢もキャリアもみんな上。それから今は徐々に年下の人と仕事するようになってきて、今までとの違いを感じています。

40歳って、自分が20代のときには先輩すぎて、どう扱ったらいいかわからない存在に感じていたんです。でも自分が実際になってみると、自分自身の中では別にそうでもなくて。逆に威圧感を与えないようにしゃべったりしないとだめだなって。ムスッとしていたら、機嫌の悪い40歳になっちゃうので、そうならないように気を付けようと思っています。

ーーなるほど。ご自身が20歳の時に持っていた40歳のイメージと、実際に40歳になろうとしているご自分とのギャップなどはありますか?

めちゃくちゃありますね!自分が20歳の時に見た40歳の方達は、先輩というのもおこがましいくらいに“大人”で。それこそ自分が芸人を志した20歳の時に見ていたダウンタウンさんは、当時40代ですよ。威厳も、成し遂げていることも異次元のレジェンドです。でも自分は全然そうじゃないし、感覚としては20代からあまり何も変わってなくて。中身はさほど変わってないことにびっくりしてます。自分が思ってる40歳の自分と、周りから見えている40歳の向井というのが違う気がしてて、そこのギャップを埋めなきゃなって思ってるんだと思います。

体力面の変化は否が応でも実感しますね。でも芸人仲間と遊んでいる時とかは20代と内面やノリは変わらないです。ずっとふざけてますし、食生活もずっと子どもが好むようなものばかり食べてます。

「W成人式」に込めた思い

ーー2026年1月18日(日)、名古屋市東区の中電ホールにて、2度目の成人式「W成人式」の開催を予定している向井さん。企画発足の経緯や込めた思いを聞かせてください。

20歳の時にはすでにお笑いを始めていて、仕事もあって成人式には出席しませんでした。僕自身、もっと売れてから胸を張って地元に帰りたいという思いもあって。当時は、保育園からの付き合いで地元から一緒に出てきた元相方とコンビを組んでいました。

成人式には出ないという選択を二人でしたんですが、去年くらいにそいつから連絡をもらって。どうやら成人式に出なかったことを後悔しているらしくて。だったら自分たちで「W成人式」というものを企画してやろうぜっていう話になりました。元相方とは24歳くらいの時にコンビを解消して、そいつとは夢半ばで終わっちゃっているので。何か違う形でも、もう一度一緒に何かをやるというのが、40歳の節目にいいかなと思ったのがきっかけです。

ーー元相方さんとは頻繁に連絡を取られていたんですか?

いや、コンビを解消してからほとんど連絡を取っていませんでした。会うのもここ15年で数えるくらいで。だから「W成人式」の相談をもらった時は歓迎の気持ちでしたね。このタイミングで一緒に何かを成し遂げるというチャンスをもらえたのはなんかうれしかったです。

ーーちょうど20歳から倍の年月を重ねてきた40歳。何か一つの区切りのような意味合いもあるのでしょうか?

区切り、というよりは中間発表的な意味合いが強いですかね。30代はまだ自分のことに精一杯で、身を立てることに必死でした。この歳になってやっと自分だけじゃなく誰かのために何かやりたいと思うようになりました。「恩返し」というと聞こえが良すぎますが、受けた恩を返していきたいと思うフェーズに入ったのを実感しています。

ここまでくるのにたくさんの人からたくさんのものをもらいました。食えない時に先輩にご飯を食べさせてもらったり、たくさん面倒を見てもらったり。それを先輩に返すというよりは、周囲の人たちに返していく「恩送り」ですかね。

当時、僕は強く当たるタイプで、コンビを組んでいた元相方にも「こうやってくれ」と、売れるために多くのことを求めてしまった。その時の償い、とまで言うとちょっと重いですけど、今度はそいつがやりたいことを俺が全力でバックアップするよって感じです。

素の自分に立ち返る場所、地元・名古屋

ーー名古屋にはよく来られますか?

レギュラーでラジオの生放送をしているので、2週間に1度は必ず名古屋には帰っています。でも仕事しに帰ってくるって感じですね。

ーープライベートで帰省されることは?

ほとんどないですが、先日久しぶりに高校の同窓会に出席しました。22年ぶりに同級生と会いましたが、弁護士や教師、議員さんになってる人もいて。みんなそれなりの役職に就いていたりして、改めて40歳ってそういう歳なんだなと思いました。芸人界ではあまりわからない感覚でした。子どもがいる同級生も多くて「Eテレ観てるよ」とか「ラジオ楽しみにしてるよ」と言ってもらえて、自分の活躍を喜んでくれる人が地元にいるのはとてもうれしいです。

ーー名古屋でお気に入りのスポットや食べ物はありますか?

今池が好きで、よく行きますね。サウナが好きなので、「ウェルビー今池」によく行きます。「今池ガスビル」の地下1階にある「山本屋」や「味仙 今池本店」にもよく行きますね。ディープなスポットで、楽しい街だと思います。

ーー東京で暮らしていて、地元が恋しくなることはありますか?

まぁすぐ帰れる距離なので、恋しいと思うことはあまりないかな。2週間に1度はラジオの生放送で帰ってきてますし。でもやっぱり落ち着きますね。本来なら東京からでもラジオ放送はできるのですが、名古屋でやるのはいざという時に帰る場所があることを実感したいんだろうなと思います。

東京でしんどかったこととか、溜まった澱のようなものを東京で吐き出すっていうのは難しいんですけど、やっぱり名古屋に帰ってくると弱音が吐けるというか。東京から少しエスケープする感じで、名古屋にラジオの生放送をしに来てると思います。

ーー向井さんから見て名古屋はどのような印象ですか?

自分がお笑いをしているからかもしれませんが、“東京の華やかさ”や“大阪の本場感”みたいなのがなくて、どこか一歩引いてコンプレックスがあるように感じています。だからこそ、思慮深さがあるといいますか、愛知・名古屋の人にしか気づかないことがあるような気がします。その感覚は自分でも大事にしています。

あとは名古屋駅のタクシー乗り場のマナーが悪いなと思いますね(笑)。

“人生の節目”を楽しむ1日に

ーー「W成人式」ではどんなコンテンツを予定されていますか?

今はまだ準備段階ですが、同世代と一緒に好きだったカルチャーや懐かしいなと思うことを一緒に楽しめたらなと思っています。たとえば、「当時流行った音楽のイントロクイズ」や「この20年を振り返る世代共感クイズ」、当時は言えなかった思いや夢を叫ぶ「W成人式の主張」などを考えています。ともに当時を振り返って、笑い合いたいですね。

ーーあらためて向井さんはどんな40代にしていきたいと思いますか?

60歳までは仕事をするとして、向こう20年はもう少し楽しいことにもメーターを振っていきたいです。

この芸歴20年は本当に楽しくて、同時にしんどくもありました。売れるためにキャパを超えても働くという、仕事に振り切った20年でした。40歳になったら20代や30代で悩んでいたことやこだわっていたことがなくなって、楽になるかな?と思ってたんですけど、40代には40代のしんどいことがちゃんと待っている予感はしています。

でもそれを踏まえた上で、この先はもう少し仕事と生活のバランスをとっていきたい。ワークライフバランスというか、仕事と生活のどちらも大切にしていきたいと思っています。

ーー具体的にやりたいことなどはありますか?

39歳の今もちょっと仕事をしすぎているので、ちゃんと休みを取りたいですね。旅行もしたいですし、海外にも行ってみたい。会いたい人に会ったり、そんなことに時間を使いたいなと思います。

これまでずっとアウトプットばかりしてきているので、インプットを増やしたい。これから先、体力が衰えてきて今までのように働けなくなってきた時に、手元に残るものは何だろう?って考えたら「こんなことやってきたな、こんなことが楽しかったな」って思えることがたくさんあるといいなと。

ーーそんな風に考えるようになったのはいつごろからですか?

自分の冠ラジオ番組をやるようになってからですね。ラジオって自分のことを喋るメディアなので、自分が今何を考えて、何を感じているんだろうってことに向き合う時間が増えるんです。常日頃そんなことを考えながら過ごして、そのリアルを毎週ラジオでリスナーに届けています。

ーー最後に読者にメッセージをお願いします!

「よくここまで頑張ってきたよね」ってねぎらいの気持ちを伝えたいです。でもまだまだバリバリやれる年齢ではあるので、W成人式ではここらへんで何かひとつ新しいつながりや発見をして、みんなで面白いことをやっていけたら楽しいよねっていうきっかけ作りにもしていきたいです。そして大人として踏み出す1歩を応援し合ってつながれる、そんなイベントにしたいと思っています。

ーー何だか噛み締めるようなインタビューでした。名古屋の風土を表すかのように思慮深い向井さん。W成人式の開催が楽しみです!

▼「W成人式」への参加申し込みはこちらから
https://40w.jp/

愛知県40歳のW成人式~パンサー向井と一緒に2度目の成人を祝いませんか?~

日時
2026年1月18日(日)13:30開演(12:30開場)
会場
中電ホール
(愛知県名古屋市東区東新町1-1)
参加資格
1983年4月2日〜1986年4月1日生まれの40歳~42歳で名古屋出身あるいは在住者
料金
無料(事前応募により抽選)
出演
向井慧(パンサー)他
主催
名古屋40歳のW成人式実行委員会
公式サイト
https://40w.jp/
公式X
https://x.com/mukai_w_seijin

同じく“40歳”の「YOSHINO BAR」で撮影!

ロケ協力店舗紹介
今回、ロケ地としてご協力いただいたのは地下鉄「伏見駅」から徒歩で約3分の場所にある「YOSHINO BAR」。1985年生まれの向井さんと同い年で、創業40年を迎えます。

雑居ビルに立地しつつ、扉を開けるとホテルのような上質な空間と時間が広がり、大人のくつろぎを提供する、オーセンティックバーです。

YOSHINO BAR(ヨシノ バー)

問い合わせ
052-220-2447
場所
愛知県名古屋市中区錦2-10-26 水野ビル2F
営業時間
17:00〜翌1:00
定休日
年末年始のみ
駐車場
なし
支払方法
カード・電子マネー可
Instagram
https://www.instagram.com/yoshinobar_/
アクセス
地下鉄「伏見駅」より徒歩で約2分

※掲載内容は2025年11月時点の情報です
撮影/北川友美 取材・文/Yoshino Yokoi

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