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岸田オリックス、再びパ・リーグ“登頂”へ「新バファローズ山脈」を形成できるか

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オリックスの山口廉王・東山玲士・片山楽生,ⒸSPAIA

山本由伸、山﨑福也、山足達也が移籍、山岡泰輔、山﨑颯一郎、山下舜平大は不振

オリックスがパ・リーグ3連覇した2023年まで名字に「山」の字がつく選手が多く、「バファローズ山脈」と呼ばれていた。

しかも単に多いだけでなく、絶対エースだった山本由伸を筆頭に、山﨑福也、山岡泰輔、山﨑颯一郎、山下舜平大らが投手陣の主力を形成。他球団の強打者を山頂から見下ろすかのような投球で優勝に貢献した。

しかし、2024年から山本由伸がドジャースへ、山﨑福也が日本ハムへ移籍。2019年に最高勝率に輝いた山岡泰輔も2024年は6試合登板、2023年に9セーブ27ホールドを挙げた山﨑颯一郎も2024年は7試合登板、2023年に9勝を挙げて新人王に輝いた山下舜平大も2024年は3勝に終わった。

さらに内野のユーティリティプレーヤーとして活躍していた山足達也が2024年オフの現役ドラフトで広島へ移籍。中継ぎ左腕の山田修義は2024年に自己最多50試合に登板したものの、「バファローズ山脈」はすっかり影を潜めていた。

2024年ドラフトで一挙4人入団

しかし、2024年ドラフトでは3位・山口廉王投手(仙台育英高)、4位・山中稜真捕手(三菱重工East)、5位・東山玲士投手(ENEOS)、6位・片山楽生投手(NTT東日本)と一挙4人も「山」のつく選手が入団。2023年ドラフト1位の横山聖哉も含めて「新バファローズ山脈」形成へコマは揃ってきた。

2月1日から始まる春季キャンプでは、実績のある山岡泰輔、山﨑颯一郎、山田修義はA組(一軍)入りしたものの、山下舜平大、山口廉王、東山玲士、片山楽生、山中稜真、横山聖哉はB組(二軍)となった。

ただ、オリックスは2023年ドラフト6位の古田島成龍や同5位の髙島泰都、2021年7位の小木田敦也、2020年6位の阿部翔太らドラフト下位指名の社会人出身投手が多く活躍している。今年も東山や片山らがいきなり活躍する可能性も十分あるだろう。

岸田護新監督が就任し、V奪回へ再スタートを切るオリックス。「新バファローズ山脈」がそびえ立つことができれば、パ・リーグの山頂も見えてくるはずだ。

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記事:SPAIA編集部

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