県立公文書館(旭区) 収蔵資料の魅力を知って 約70点展示、6月29日まで
神奈川県立公文書館=旭区中尾1の6の1=の展示室で「収蔵資料展示新着資料を中心に」が開催されている。会期は6月29日(日)まで。
新たに閲覧などの利用可能となったものを中心に、バラエティに富んだ同館の資料の魅力を知ってもらいたいと、職員が公文書や神奈川県に関する資料の中から選び展示した。
多様な展示があり、コロナウイルス流行初期の保健所に寄せられた相談の記録や、リオデジャネイロ五輪の視察記録。戦後、占領軍に接収されていたパスポートの発行台帳、終戦直後の県内における在留外国人の名簿なども見られる。また、文書だけではなく、昭和天皇の地方巡幸や、鎌倉大仏を見学する占領軍兵士などの写真も並ぶ。
入館・観覧無料で、午前9時から午後5時。会期中は毎週月曜日休館。
アクセスは二俣川駅北口から徒歩約17分、または同駅北口から相鉄バスで「運転免許センター」下車3分。詳しい問い合わせは同館資料課【電話】045・364・4454。
同館は1993年に建てられた施設で、公文書の記録・保存をメインに行う。展示のほかにも過去使われていた「くずし字」を学ぶ講座や、親子で公文書を使って楽しめるワークショップなども開催している。
同課職員は「公文書は堅いイメージがあるが、面白い資料も多い。図書館で調べきれないことも公文書館ならわかることがあるかも。もっと身近に感じ活用してほしい」と呼びかける。