長厳寺|穴場の超B級珍スポット!裏山にある巨大磨崖仏は圧巻!【甘楽町小幡】
群馬県甘楽町にある「連石山 長寿院 長厳寺(ちょうごんじ)」。
城下町小幡の七福神巡りの一つ毘沙門天が祀られ、境内裏手に日本最大級の巨大磨崖仏(まがいぶつ)があることで知られる長厳寺は、見所が豊富なおすすめスポット。自然豊かな場所に静かに鎮座する長厳寺のたくさんの見所をご紹介致します。
長厳寺の由緒・創建
長厳寺の正式な創建は不明とされていますが、連石山を修行の場とする修研道場であったとされ、鎌倉時代後期の文永8年(西暦1271年)に行円法師によって天台宗寺院に改宗開山されました。
長厳寺の駐車場
お寺の向かい側が広い駐車場になっています。
青いパーキングの看板が目印です。真ん中の建物はトイレです。綺麗に整備されているので心地よく利用できます。
長厳寺の境内参拝
石段を登って山門へ。
山門の左側には1m程の大きな木魚と木槌があります。
「山門を入る前に木魚を三つ鳴らし、正面ご本尊に合掌してください」とのこと。木魚を三つ鳴らし、本尊に合掌し、境内へ。
山門のすぐ左手には薬師堂があります。
本堂
本堂右手の小道へ進むと断崖絶壁の磨崖仏や小幡七福神の一人である毘沙門天が祀られている境内裏手に回ることが出来ます。
心の守り神、毘沙門天
境内裏手の一番手前に祀られているのが七福神の一人である毘沙門天です。
七福神の一人とされる毘沙門天は財宝の神様と言われると共に、北方を守り、悪鬼を滅ぼす守護神として崇められています。人の心に住む鬼を追い払う勇気を与えてくださるそうです。
毘沙門天三尊像が祀られています。遠目ではありますが格子の隙間から三尊像の姿を拝むことが出来ます。
長厳寺の磨崖仏
まず、磨崖仏とは自然の岩壁を利用し、彫刻された仏、菩薩像のことをいいます。長厳寺の磨崖仏は毘沙門天の先の裏山にあります。
磨崖仏までの道は木の階段など整備はされていますが、落ち葉や枝木が落ちていて滑りやすくなっている所もありますので歩きやすい靴や服装をおすすめします。蚊や虫も多いので虫除け対策も必須です。
山の道は清心の道と無心の道からなり、聖域の山であることを感じます。5分程山道を登った先に磨崖仏が見えてきます。
目の前に現れた磨崖仏の大きさに思わず圧倒されます。
断崖絶壁に高さ10m、幅8m、奥行き2mの仏さまの顔を掘りこんだ磨崖仏。当時、日本一の大きさと言われていたそうです。
長厳寺の磨崖仏は仏教彫刻に関心を持った吉田文作さんという方が6年もの歳月を掛けて掘り、昭和60年に完成させたものだそうです。
自然の中で見る仏様の優しい表情には身も心も癒されます。
磨崖仏の下にも2つ程石像があります。動物のような形に見えます。
聖域の山、連石山
多くの修験僧が修行を積んでいた連石山には道の各所に三十三観音が祀られています。
険しい山道の中に三十三観音が鎮座しており一体一体の姿を見ながら道を進むととても清らかな気持ちになります。
磨崖仏から約10分ほど山を登ると「達磨岩」という巨大岩があります。特に看板などはありませんのでお見逃しなく。
達磨岩から東の道へ5分程下った先に六尺観音が鎮座しています。
帰りの道も三十三観音に見守られながら境内まで下ります。六尺観音から5分ほどで本堂へ帰ってくることが出来ました。
長厳寺の施設情報
住所:群馬県甘楽郡甘楽町小幡1926
電話:0274-74-2051
駐車場:あり
アクセス:甘楽スマートICから車で約12分
長厳寺まとめ
群馬県甘楽郡甘楽町にある身も心も清められる穴場スポット「長厳寺」はいかがだったでしょうか。
自然豊かな場所に静かに鎮座している境内には、見所が多く、三十三観音や七福神の一人毘沙門天も祀られ、当時日本一の大きさと言われた磨崖仏の姿には圧倒されます。
参拝後には身も心も晴れやかになるおすすめのスポットです。ぜひ一度参拝してみてはいかがでしょうか。
※情報は記事作成当時のものです