住宅火災を防ぐ!今すぐ掃除するべき“3つのスポット”「ホコリ溜まってた…」「気をつけよう」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。このところ増えている住宅火災。空気が乾燥しやすい冬は、暖房器具の使用などもあり火災のリスクが高まります。火事の被害を防ぐためには、日頃の掃除が欠かせません。ここでは、火災の原因になりやすい「掃除すべき場所」をご紹介します。
コンセント
ご自宅のコンセント、こまめに掃除していますか? ホコリが溜まったまま放置するとコンセントと電源プラグとのすき間にホコリが溜まり、そのホコリが湿気を帯びてトラッキング現象を引き起こす恐れがあります。
長期間コンセントの掃除をさぼるのはもちろん、プラグを差しっぱなしにするのもリスク大です。
ひとつのコンセントを複数のプラグを差す「たこ足配線」は、よりホコリが溜まりやすく火災の危険度も増しますので避けましょう。
コンセントのホコリは乾拭きでこまめに拭き取り、汚れを溜めない習慣をつけることが大切です。
コンロ周辺
コンロ周辺にものが多いと、火災が起きるリスクも上がります。コンロの近くに布製のふきんやキッチンペーパーなど、引火しやすいものを置くと危険です。
また、ガスコンロの汚れを拭き取らず貯めっぱなしにするのもNG。調理を終えた油や、コンロに残った油などにも引火する恐れがあります。
火事を防ぐためにも、コンロの汚れは調理後につど拭き取ることが大事です。ホームリセットのような“二度拭き不要”の洗剤を使うと、手間なく簡単にコンロのお手入れを続けられます。
コンロ周辺がごちゃごちゃしている方は、一度きれいに整理整頓を。コンロ付近にものを置かない習慣をクセづけましょう。
暖房器具
冬に欠かせない暖房器具も、しっかりとメンテナンスが必要です。久しぶりに使った暖房器具が、なんだか焦げ臭いと感じるのは危険のサイン。ヒーターやこたつのユニット部分にホコリが溜まっていると、家事のもとになる場合があります。
また、こたつ内にクッションや洗濯物などを入れたり、ヒーターとものの距離が近すぎたりして火災が発生するケースも少なくありません。
暖房器具からの火災を防ぐためにも、汚れを放っておくのは危険です。きちんとお手入れした上で、今一度ただしい使い方を確認しましょう。
頻発する火災も「明日は我が身」
暖房器具やコンロ、コンセントを始め、火災のもとになるものを取り除くことはできません。暮らしの中で必要なものだからこそ、火事が起きない対策がとても重要です。
家中の掃除はしっかりと行い、自分や家族の命を守るためにできることをしっかりと取り組みましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア