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【連載】RaMuのムビずきゅ!第47回:ボーはおそれている「ずっと嫌な気持ちになれて最高です」

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【連載】RaMuのムビずきゅ!第47回:ボーはおそれている「ずっと嫌な気持ちになれて最高です」

映画が大好きなグラビアタレントYouTuberのRaMuが、今オススメしたい映画を愛情いっぱいに紹介していく本連載。今回は、『ボーはおそれている』について語る。

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やぴ! RaMuずっきゅん!

今回は2月16日(金)公開の『ボーはおそれている』を紹介するよ!

『ミッドサマー』で世界での反響を生んだアリ・アスター監督最新作。残酷な描写や、非日常的な恐怖を描いて、観ている私たちを恐怖に陥れましたよね。ちなみに、私は『ミッドサマー』がものすごく苦手な映画です。その前の作品、『ヘレディタリー/継承』は、THEホラー映画!という感じで大好きなのですが……。何が苦手かというと“サイコパスが作るサイコパス映画なんて観たくないのよ!!”という感じです(笑)。

今回の『ボーはおそれている』は、そんなサイコパス アリ・アスターをうんと堪能できる作品になっております。

社会に順応できない主人公のボーが頑張って母に会いに行く。という、いたってシンプルなロードムービー(?)です。

母を訪ねて三千里。です(?)。

主演(ボー)は『ジョーカー』で話題になったホアキン・フェニックスです。昨年は『ナポレオン』の主演もされていました。『スタンド・バイ・ミー』の故リヴァー・フェニックスの弟というのは有名な話ですよね。

今作でも、かなりかわいそうで不憫な役をこなしていました。世界観がものすごく不思議で、とにかくスラム! 母親が金持ちなのにもかかわらず、なぜこんなところに住んでるの!?と疑問に思いますが、後々その理由がわかってきます。

アリ・アスターとホアキン・フェニックスは混ぜたら危険の劇薬でした

ボーから見るこの世界はみな凶悪で、それに対比して優しい人が際立って目立つような、そんな感覚で日々過ごしているんだろうと、自分の中に落とし込みました。人それぞれに見えてる世界や感じ方がきっと異なっているんだろうな。

普段生活していて、余計なおせっかいをする人や、異常にやさしい人、そんな人たちに十分な恩を返し切れない自分にうんざりしたり、忙しいですよね。鑑賞中、時々自分と重ね合わせてしまうシーンがあって、少し胸がちくちくしました。

3時間強あるこの映画ですが、ずっと嫌な気持ちになれて最高です。『ジョーカー』とはまた少し違った哀れなホアキン・フェニックスをぜひ劇場で楽しんでください。

いやあ、アリ・アスターとホアキン・フェニックスは混ぜたら危険の劇薬でした……。最高です。

2月16日公開だから、みんなもぜひ観てみてね!

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