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非日常的な舞台に漂う圧倒的な“日常感”――話題のショートアニメ『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』とは? 未視聴の方におすすめしたい3つの魅力・見どころ紹介

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

2025年7月より放送・配信が開始されてから、SNSを中心に口コミが広がり人気を集めているショートアニメ『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』。今月9月18日の最終話放送後には劇場版の公開も告知され、ますますファンの熱は高まっています。

本稿では、『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』のあらすじや、前作を踏まえた作品の概要をご説明。さらに、「なぜここまで人気になったのか?」という疑問に迫る、本作の魅力・見どころを3点ピックアップしてご紹介します。

作品名は知っているけれど見たことがない人や、作品についてもっと深く知りたい方はぜひ最後まで読んでみてくださいね!

<以下、作品の軽微なネタバレが含まれます>

作品の概要

本作『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』について

2025年7月3日(木)〜9月18日(木)に、TOKYO MXや公式YouTubeにて放送・配信された、1話3分半・全12話のショートアニメ『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』。監督・脚本・キャラクターデザイン・制作など、ほぼ全てを亀山陽平監督が手掛けており、一般的なアニメと比べるとかなり小規模で制作された作品です。

本作のあらすじ

本作の舞台は銀河系を走る惑星間走行列車・通称ミルキー☆サブウェイ。銀河道路交通法違反で逮捕された強化人間の「チハル」とサイボーグの「マキナ」は、他の犯罪者と共に奉仕活動として列車の清掃作業に従事することになります。

簡単な任務のはずでしたが、動かないはずの列車が突如として暴走を開始! なんとかして列車を止めようとするも、やがて彼女たちは大事件に巻き込まれていきます。

前作『ミルキー☆ハイウェイ』について

『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』の前作は、監督・亀山陽平氏による自主制作アニメーション『ミルキー☆ハイウェイ』。当時、専門学校に在籍していた亀山監督が自ら脚本やキャラクターデザイン、3Dモデリングなどを手掛け、卒業制作として発表した作品です。

発表当時から注目を集めていた前作の『ミルキー☆ハイウェイ』は、2025年9月時点で675万回再生を記録。亀山監督は2023年から本格的に本作の制作を開始し、このたび前作に続く本編としてアニメ『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』が放送・配信される運びとなりました。

ただ、前作を見ていなくても『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』はそれだけで楽しめる内容になっています。見終わった後に前日譚が気になる方は、ぜひ前作も見てみてください! 

魅力・見どころ3選

先の気になるストーリー展開

本作1話では、最初に衝撃的な事実が現在の状況として描かれます。2話以降は説明パートとなっており、どのようにして1話の結果が生まれたのかが過去の出来事として描写されていく流れです。結果は分かっているのに、最後までその結果に至る経緯が分からず、常に先の気になる展開が続きます。

一見正反対な3組のコンビが性癖を直撃

本作の魅力はなんといっても個性的なコンビ! 前作から登場しているチハル(CV.寺澤百花)は強化人間、マキナ(CV.永瀬アンナ)はサイボーグのギャルコンビです。誰にでも優しいチハルに対し、マキナは喧嘩っ早い性格ですが、友達思いな一面もあります。

また、本作から登場するキャラクター陣も非常に魅力的。強化人間のアカネ(CV.金元寿子)とカナタ(CV.小市眞琴)のコンビは、暴走族の総長と子分の関係です。総長のアカネは、背が高く身体能力もサイボーグ並みで、寡黙な性格。反対に、子分のカナタは背が小さく戦闘能力は低いものの、総長に舐めた態度を取る相手には問答無用で喧嘩を売りに行く短気な人物です。

サイボーグのカート(CV.内山昂輝)とマックス(CV.山谷祥生)は、どうやら違法なことも行っているらしい防衛サービスに従事している訳アリコンビ。カートは陰気で常に気怠げですが、戦闘シーンでは華々しい活躍を見せています。一方、陽気でチャラい雰囲気のマックスは、ハッキングなどを得意としている様子。

一見正反対の3組ですが、それだけにストーリーを追うごとに見えてくる信頼関係は激アツ。強化人間やサイボーグなど、珍しいキャラクター設定に性癖を直撃された方も多いのではないでしょうか。最終話に向かって、それぞれが抱える問題が意図せぬところで解決されていく展開も見どころです!

作品全体に漂う“日常感”

初めて本作を見た時に驚いたのは、喋り方や話すスピードなど、会話がとても自然なところ。複数人が同時に喋り出すこともあり、非日常的な舞台とは裏腹に、作品全体を通して“日常感”が漂っています。

自然な点は会話シーンだけではありません。銀河を舞台としたSF作品ではあるものの、キャラクター達の服装、列車内のポスターや自販機、OPや挿入歌などにより、レトロな雰囲気が醸し出されています。

また、キャラクターの動きにもご注目を。登場人物の表情や仕草がとてもリアルに表現されており、生き生きとした人間味が感じられます。それぞれの個性が垣間見えるような細やかな動きが、作品全体のリアリティに繋がっているのではないでしょうか。

劇場版の公開も決定! 今後も『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』から目が離せない

放送・配信開始から大注目されているショートアニメ『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』。目が離せないストーリー展開、魅力的なキャラクター達、そして銀河に漂う“日常感”が魅力的な作品で、見始めれば一気に最後まで見たくなる作品です。

最終話放送後に発表された劇場版では、今回放送された全12話を再編集したものに新作パートが追加されることが決定しています。今後ますます盛り上がりを見せる『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』から目が離せません!

[文:柴山夕日]

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