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メインパーソナリティ・パンサー向井の周りには、個性豊かなパートナーが勢ぞろい。
さらに、お笑い芸人やタレント、アーティストなど、愉快 なゲストが毎日やってきます。

10月24日（木）は、パンサー・向井が山籠もりのためヤーレンズがお送りします。

ゲストはお笑いタレントの山田邦子さんをお迎えしました。

10月はピンクリボン月間のためピンクのお召し物です。

ヤーレンズとは、去年の『M-1グランプリ2023』以来。決勝はヤーレンズに票を入れた邦子さん。「なんでもっと早く呼ばないのよ～！私のこと嫌いなんでしょ！？」というトークから…邦子さんがどうやって芸能界に入ったのかを聞きました。

5秒の映像から仕事のオファーがどんどん来て芸能界デビュー。

出井：学生時代から素人参加型の番組とかで？

山田：そうそう、短大生のときにちょうどせんだみつおさんと湯原昌幸さんが外で何かやってて。

楢原：外で何かやってた（笑）？

山田：飛び入り参加OKとか書いてあって、『クイズ・ドレミファドン！』っていう番組の巻頭で何か面白いことやるコーナーがあって。遊園地に行ったらやってたんで「出ていいですか？」って聞いたら「いいよ、出て！」とか言って、それでちょこっとなんかやったら「もっとやって、もっとやって！」って30分ぐらいやったの、なんかネタを。

楢原：え、急に30分！？

出井：なっが！

山田：それを収録してくれてるんだと思って楽しみにしてたら5秒しか映らないわけ。

出井：あ～なるほど。

山田：テレビってつまんねえなあって。

楢原：バッサリと（笑）。

山田：ところがその5秒を見てたどっかの番組のプロデューサーからどんどこどんどこ連絡が来て。

出井：すごい、何それ！

楢原：その5秒でぶっ刺さり。

山田：やっぱほら…女の短大生ぐらいのキャピキャピしてるのがそんなことやる時代でもなかったのよ。

出井：なるほど。

山田：面白い、面白いってことでいろんなところからオファーが来て。5分ぐらいしか仕事しないわけじゃん。ネタなんて短いんだから…3分とか。それで海外旅行もらったりとか着物もらったりさ、ギャラもすごくいいから嬉しくなっちゃって。

楢原：ちょっとやめられないですね（笑）。

山田：けど学校は駄目だからさ、もうドキドキしちゃって。

出井：学校はそういうこと禁止してるけど出れば出るほど色々もらえて。

楢原：お金ももらえるし。

山田：そうなのよ～。次から次へときちゃうからさ。それで西城秀樹とかとも会えるしさ、ゲストに松田聖子とかいるわけだしさ。勘違いしていくわけよ、サインの練習なんかしちゃって（笑）。

楢原：短大生が（笑）。

山田：しまいには学生課に呼ばれたり…そうなんですよ。

楢原：じゃああれよあれよと…だったんですね。

山田：それでそのままデビューってことになっちゃって。

レギュラー14本時代、私服は着ずに寝巻とガウン。

楢原：噂ですけど聞きましたよ、山田邦子さんはテレビ局に自分の部屋があったって。

山田：掛け持ちになっちゃって帰る時間がなかったからね…大体布団敷いてもらってましたね。

出井：へ～！

楢原：やっぱあったんだ…すげー！

山田：だから私服を着てなかった。寝巻きとガウンよ。

楢原：テレビ局行ったらそれ着て、みたいな？

山田：いや、家から。

楢原・出井：家から！？

山田：だって行けばコントの衣装とかドラマの衣装に着替えるわけじゃん？

出井：ああそうか。

山田：洋服もいらないしプライベートがないから、出かけるわけでもないからね、寝巻きとかガウンで。

出井：すごい状態（笑）。ひょうきん族を経てまたバーっと売れていって、一番多いときがレギュラー週14本！

山田：そうだね。14本はもうばっちりあって、隔週のやつが入ってくる週は17本ぐらいですね。

出井：えー！考えられない…。

山田：もう生放送を入れていかないと消化できないよね、収録だけじゃね…。そこに映画とかも入ってくるし、単発で入ってくるものもあるじゃん、ゲスト出演とか。1日4本か5本…。まあヤーレンズさんもそうかもわかりませんけど！

出井：全然ですよ（笑）！

楢原：断らないんですか？もう無理だって。

山田：楽しい、嬉しいじゃない。音楽もやればドラマもやれば…だから喜怒哀楽の全部が出せるからちょうどよかったね。ずっとお笑いの番組だけだったらちょっと煮詰まっちゃったかもわかんないけど…。俳優さんのところに行けばさ、「すごいかっこいいな～」って。お笑いの人だってさ、さんちゃんだってみんなお笑いの中ではかっこいいけど、やっぱり本当のかっこいいから比べたら変なんだなって（笑）。

楢原：（笑）！！

出井：変なんだな、って（笑）！

『M-1グランプリ 2023』ヤーレンズへの寸評の謎。すかちゃんって？

山田：M-1の1回戦の時の寸評で意味がわからないこと言ったかもわからないけど、本当にね…あの…楢原くんが私のお友達にそっくりなの（笑）。

楢原：すかちゃんでしたっけ？

山田：（笑）！

楢原：ずっと気になってて（笑）。

山田：すかちゃんがね、1本目のネタの時の感じがすかちゃんにそっくりなのよ（笑）。

楢原：すかちゃんって誰なんですか（笑）。

山田：すかちゃんはね、日経新聞の偉い人なのよ。

楢原・出井：（笑）。

楢原：邦子さん、あの、吉本の若手芸人にすかちゃんってのがいたんですよ。

山田：え！

楢原：僕はそれを知ってて、そいつらに聞きに行ったんですよ。「山田邦子さんと知り合いだったの！」って言ったら、「いや全く知らないです、あのすかちゃんって誰なんですか？」って（笑）。

出井：話題になってたもんね、一時期（笑）。

楢原：すかちゃん本人が戸惑ってたんで（笑）。

山田：すごい似てんの。

楢原：日経新聞の方だったんですね。これはぜひお会いしないとね。

山田：あのときと一瞬言っただけなのに友達中が飛び上がってみんなすかちゃんに連絡して。すかちゃんパンクしたらしいよ（笑）。

出井：あの番組は威力がありますからね。

山田：そのことを謝りたかった。すいません、余計なことを言いました！

楢原：いいえ、僕もスッキリしました、ありがとうございます（笑）。

(TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』より抜粋)