山北町 ネットで簡単に施設予約 8施設で3月14日から
山北町は、町内8つの公共施設でインターネットで簡単に予約ができる「施設予約管理システム」の運用を3月14日(金)から開始する。利用者からは「利便性が向上する」と、歓迎する声が聞かれている。
公共施設の予約管理システムを足柄上地区で導入しているのは、南足柄市、中井町、松田町の3自治体。今回の導入に関し、人口規模が似ている栃木県上三川町で導入されているシステムを参考にした。導入経費は236万5千円。
2023年度の利用頻度が高いのは、山北町健康福祉センターの540件、次いで山北町立生涯学習センターの477件、ぐみの木近隣公園テニスコートの225件。特に会議室や運動浴室が多く、予約可能な他の施設も100件を超えている。予約は施設の担当窓口に直接出向く必要があったため、改善を求める声が利用者からあがっていた。
システム導入により、インターネットで予約ができるほか、予約状況の確認や一部施設では使用料金の支払いなどができるようになる。町生涯学習課の担当者は、「自宅から予約できるようになるので利便性があがると思います。ネットが使えない人は従来の窓口対応も行います」と話す。
多くの施設を利用する総合型地域スポーツクラブ「一般社団法人あすぽ」の秋葉紀代美さんは「予約が可能になる3カ月前の朝8時半に施設で予約をしていました。空き状況も確認できるので有効に活用していきたい」と喜び、小学生女子バレーボールチーム監督である加藤康智さんは「並ばなくて済むのは助かります」と話した。
利用方法などは町のホームページなどから参照することができる。ぐみの木近隣木園と建設中のスポーツセンターの利用は4月以降を予定している。