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犬が見せがちな『珍行動』5つ 思わずツッコんでしまう不思議な行動をご紹介

わんちゃんホンポ

1.突然ダッシュする、走り回る

何気ないときに、突然愛犬が猛ダッシュを始めたり、グルグルと走り回ったりして驚いたことがある飼い主さんもいるのではないでしょうか?

体力があり余っている健康な成犬や子犬は、ストレスや体力発散のために特に理由なく走り出したり暴れたりすることがあります。

また、飼い主さんには見えていないほど小さな虫を追いかけていたり、埃や光に反応して走り出すこともあるでしょう。

さらに、犬が突然走り出す行動は、排泄やブラッシングなどのあとにも見られることがあり、これは「すっきりしたー!!」という解放感から思わず出るものだと考えられています。

走る行動自体に特に問題はありませんが、周囲に人がいたり、家具などがあったりする場合は、怪我やトラブルが起こるかもしれません。そのような危険性がなく、安全な状況であれば犬が満足するまで見守ってあげましょう。

2.何もない場所に向かって吠える

家の中などで、突然愛犬が空中や部屋の隅などをじーっと見つめたり、そちらに向かって吠えたりすることがあります。

飼い主さんには何もないように見える場所を犬が気にしていると、「オバケがいるの!?」と不安に感じることもあるかもしれません。

そのような行動を取る犬は珍しくなく、目には見えない何かの気配を感じ取っている可能性があるとも考えられています。

ただし、犬は人間よりも聴力や動体視力が良いため、すばやく動くごく小さな虫や埃に注目していたり、外からかすかに聞こえてくる音に集中していたりする可能性もあります。

犬が様々なことに興味を持つことは悪いことではないですし、日常のちょっとした暇つぶしでもあるので、近所迷惑になったり生活に支障がなかったりするようであれば、そのまま様子を見てあげましょう。

3.寝ながら走るような動きをする

ぐっすり寝ていると思っていた愛犬が、とつぜんバタバタと足を動かしたり、「ワン!」と吠えたりしてびっくりしたことはありませんか?

犬が寝ながら走っているかのように足を動かしたり、ムニャムニャと寝言を言ったりすることは、決してめずらしいことではありません。

こうした行動の原因は明確にはされていませんが、睡眠中の脳の動きや夢が関係しているのではないかと考えられています。

犬は寝ている間に1日の出来事や記憶を脳内で整理しているので、睡眠中は不必要に起こすことはせず、できるだけしっかりと休ませてあげてください。

4.お尻を引きずるような行動をする

愛犬がお尻を地面につけた状態で、ズリズリとこすりつけるようにして歩く様子を見たことはありますか?

これはウンチがすっきり出なかったときなど、肛門に不快感や違和感を感じて行うことが多く、一時的なものであればお尻をチェックしつつ、心配しすぎる必要はありません。

ただし、こうした行動が頻繁に見られる場合は、肛門の周囲にある肛門嚢に分泌液が溜まってしまっている可能性があります。

この分泌液は、通常ウンチなどと一緒に排出されるものですが、小型犬や老犬など踏ん張る力の弱い犬の場合は、自然に排出されず溜まり続けてしまうことも珍しくありません。

分泌液が溜まりすぎると肛門嚢が破裂してしまい、皮膚に大きな裂傷ができてしまうこともあるので、定期的にチェックとケア(肛門腺絞り)をするようにしてください。

5.壁に頭を押しつけたまま止まっている

なぜか愛犬が壁におでこや頭を押しつけて、じーっと止まっていることがあれば要注意です。

パッと見はおかしな「珍行動」ですが、実はその原因が重篤な脳疾患や神経系疾患の可能性があるのです。

この行動は「ヘッドプレス」「ヘッドプレッシング」と呼ばれるもので、強い頭痛を感じていたり脳神経に異常をきたしていたりするときに見られる症状だとされています。

そのため、このような様子が見られたらすぐに動物病院に連れていき、獣医師に相談するようにしてください。

まとめ

今回は、犬が見せがちな「珍行動」について解説しました。

犬は様々な行動で、私たちを笑顔にしたり驚かせてくれたりします。

感情豊かで愛すべき存在でもある犬たちの行動や仕草に注目し、その心理や理由を考えてみてくださいね。

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