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上場廃止の危機からタカキューが生還 自己資本比率もマイナス34.1%から18.7%に改善

セブツー

紳士服チェーンを展開するタカキューは4月9日、2025年2月期の通期決算を発表した。売上高は96億5000万円(前年比3.8%減)、営業利益は2億300万円(前年は4000万円の赤字)、当期純利益は19億6800万円(同1億200万円の赤字)だった。

タカキューは不採算店舗を6店舗閉鎖し、2月末時点で114店舗を展開する。売り上げの中核を担う既製スーツは秋冬の立ち上がりで伸び悩んだものの、成人式需要などで挽回、気温低下の恩恵でコートなどの冬物も好調だった。また、昨年3月に金融債権を保有する取引金融機関から約15億円の債権放棄があり、第1四半期決算で特別利益として債務免除益14億9900万円を計上したことから大幅な最終黒字を計上した。

前期に75億2600万円あった負債は46億1500万円まで減少しており、自己資本比率も前期のマイナス34.1%から18.7%に改善されている。タカキューはコロナ禍の影響で売上高が大幅に落ち込み、2022年2月に債務超過となったことから上場廃止基準に係る猶予期間入り銘柄に指定されていたが、2025年2月期決算での純資産が10億7500万円となり上場維持基準に適合する見込みとなった。

タカキューの2026年2月期の業績予想は、売上高は93億円(前年比3.6%減)、営業利益は2億1000万円(同3.1%増)、当期純利益は2億6000万円(同86.8%減)としている。

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