高田発電所の仮設配管つながり送水開始 城山浄水場へ日量2万立方m 11月末までに4万立方mに増量
新潟県は2025年9月1日、4月に破断した県営高田発電所の水圧管の仮設配管がつながり、8月31日から上越市の城山浄水場に1日2万立方m程度の送水を開始したと発表した。今後、11月末ごろまでに総水量を4万立方mに増量する工事を行うとしている。
《画像:仮設配管工事が行われた破断箇所》
仮設工事は、後谷ダムからの水圧管を破断箇所の上流部分で迂回させ発電所に続く破断していない管までつないだ。今後、さらに送水量を増やすため、耐圧能力の高い管に交換する工事を続ける。
《画像:赤い線が仮設配管(新潟県企業局による説明資料)》
上越市は対象地域に対し20%の節水要請を行っているが、「今の時点で変更は考えていない」としている。
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