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監督「困っている」『28年後…』iPhone20台で撮影した自慢のシーンがあるのに宣伝に使えない理由

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究極のサバイバル・スリラー最新作『28年後…』では、ダニー・ボイル監督が撮影手法にこだわった自慢のシーンが存在する。なんと、20台のiPhone15ProMaxを並べて撮影した前代未聞の斬新なショットだ。時間が止まったように見せる技術“バレットタイム”を応用した、非常に斬新な演出となっている。

この型破りで衝撃的なシーン、映画のプロモーションに使えば効果的なはず。例えば最近では、マーベル映画『サンダーボルツ*』でフローレンス・ピューが劇中のビル飛び降りシーンを「宣伝に使える」との思いから自らスタントに挑戦したり、『ミッション:インポッシブル』シリーズではトム・クルーズのスタント撮影風景が強力な宣伝材料になったりと、インパクトのある映像をバズらせることが一つの確立された手法となっている。

しかし『28年後…』では、せっかくiPhone20台を使って撮影されたという魅力的な素材があるのにも関わらず、それを宣伝に活用することをしない。いや、できないのだ。

ダニー・ボイル監督は、米にこの事情を説明している。「困ったことに、内容的にYouTubeに公開できなんですよ」というのだ。件のシーンとは、極めて強力で危険な感染者を写した場面。非常にグロテスクな表現が含まれるほか、全裸である感染者の性器も写っているため、YouTubeに掲載することができないのだ。

YouTubeでは「暴力的で刺激の強いコンテンツ」や「ヌードや性的なコンテンツ」に関するポリシーが定められている。これらに違反する動画は削除されてしまうほか、チャンネルが違反警告を受ける可能性もある。

「この場面は、映画のプロモーションでもう少し見せたかった」とボイルは悔しがる。「でも掲載できないということで、映画館で確かめて欲しいです。観に行く価値はあります。私は普段、こんなふうに直接的な推奨はしないのですが、でもあのショットは価値があります」。

『28年後…』は大ヒット上映中。

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