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「予想外のデカさ!」水温9度の大阪湾ライトルアー釣行で28cm良型メバル浮上!【泉大津】

TSURINEWS

良型メバル登場(提供:TSURINEWSライター井上海生)

最高気温12℃。一年で一番寒い2月に、時ならぬ小春日和みたいな陽気にも恵まれた17日。とはいえ水温をチェックしてみると、9℃ではないか。どうか。まあ何事も勝負だ、と久々に泉大津までライトゲームに出かけた。およそ一か月ぶりの釣りである。事前に思っていた通り、手こずったが、魚は出た。

当日の状況

この日は満月周りの中潮、潮の上げきりは19時に来る。予定よりも遅い到着となってしまったので、釣り場の潮はすでに止まってしまっていた。いつものマイポイント。なかなかドン深激潮なのだが、ぴたーっと水面が凪いでいる。ちょっとやばいかもしれない。当然ベイトっ気みたいなものもない……。

水温が9℃なので、基本的に表層には魚はいないだろうと睨んでいる。メバリングタックルを組みながら、まずはノッコミのチヌから見てみることにした。

ノッコミの情報あり

この日私が釣りに出かけようとしたことには、陽気に恵まれたこと以外にも、理由がある。

実は、この数日前からどうも大阪南港でチヌのノッコミが始まっているという情報を得たのだ。ネットでも見て、釣具店でも聞いた。こうなるとLT勢の私もがぜん、ライトブリームという釣りは自分で確立したという自負もあるだけ、狙ってやりたくなる。

ところが。この日チヌはまったくの不在だった。一応、すべてのレンジを通せるようなプラグもワームも持ってきていたのだが、どれにも食ってこない。これはちょっと時合いを外したせいもあるかもしれない。また今度だ。

ボトムの釣りで辛抱すること2時間

さて、チヌがダメだからってそのまま帰るわけもない。ボトムについたメバル、カサゴを狙っていく。

ワームは2.5inchと大き目に、ジグヘッドはタングステンの1.5gを使用した。水深は6m前後、ボトムまで落とすと藻が絡むので、その上をすーっとリトリーブしていく。なかなか触りもしない。ここで小さいワームにかえてしまうことも考えたが、やはりクワセよりはアピール重視で目立たせてリアクションを狙ったほうがいいと思いなおした。

すると、狙い通り――でもないかもしれないが、ヘチのハシゴ周りで縦にリグをゆすっていたところ回収リトリーブでメバルがひったくっていった。デカい。こいつ尺いってるんじゃないか!と地上に上げたときには思わず声が洩れていた。

28cmメバル登場(提供:TSURINEWSライター井上海生)

スケールをあてると、28cmあるかないか。だがこいつ、肉付きが半端ない大型で、私が釣った中では最大級の体格を持ったメバルだった。今思えば、これくらいなら持って帰って煮つけにすればよかったかもしれない。

そのあと、同様の釣りを続ける。ボトム上のレンジキープと軽いアクションを交えながら、基本的に横方向よりも縦方向を意識した釣り。二度アタった。一度はノセたが外した。もはやここまでか、と思ったとき、またしてもハシゴ周りのボトムで着ドン。

このカサゴもでかい(提供:TSURINEWSライター井上海生)

これまた大型のカサゴだ。「何かかかってる?」という感触しかなかったが、大型のカサゴこそそんなもので、あまり引かない。スケールはあてていないが、おそらくこいつも28cmだろう。

連続釣果記録を更新

そのあと、PEラインを0.1号まで下げリーダーを細くして、フィネスの釣りに切り替えたが、反応が一切なくなってしまった。どうも潮の動きを外したことが致命的だったようだ。もう少し早い時間にくれば、あるいは時合いもあったかもしれない。水温9℃でもアタリだけは4個出ただけ救いはあった。

やっぱりいい魚(提供:TSURINEWSライター井上海生)

決して活性が高いわけでもなく、低水温というハンデを負いながら、潮止まりに、いい成果が出せたと思う。2尾という数字ではあるが、1尾釣れたらいいやという気持ちだったので、その二倍と思えば気分もいい。

今年はまだ数えるほどしか釣りにいっていないが、なんとかこの2月もボウズをやらずに済んだ。2025年はボウズをしないように、最難関の2月はもう乗り越えたのだから、引き続きやっていきたい。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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