キャンドル照らす幻想的な雪景色 上越市で「灯の回廊」 24日は4地区で開催
冬の里山を10万本のキャンドルが彩る「灯の回廊」が2024年2月17日、新潟県上越市内の3地区で開かれた。今年は2週に分けて実施され、初日の三和区会場では、手作りの灯籠など1900個の温かな光が訪れた人を迎えた。次回は24日に4地区で行われる。
《画像:温かなキャンドルの光が雪景色を照らす三和区の「灯の回廊」》
幻想的な雪景色が楽しめる同市の冬の風物詩で、市と各地区の実行委員会が主催する。今年は三和区が新たに加わり、計7地区で開かれる。開催エリアが広がり、1日では回りきれないことなどから、2週に分けて行われる。
初日は浦川原、牧、三和の3区で行われた。このうち三和会場の三和スポーツ公園では、雪灯籠を作る予定だったが雪不足のため、ろうそくを入れた紙コップ1000個を並べ、LEDライトで木々なども鮮やかにライトアップした。
《画像:ろうそくが並ぶメイン会場》
《画像:カラフルな照明で雪が照らされ幻想的な雰囲気に》
屋内の三和ふれあいホールには、和紙で作った灯籠900個をサークル状に設置。一つ一つに地元小中学生や介護施設利用者らが絵などを自由に描いており、訪れた人は絵柄も見て回りながら、柔らかな明かりを楽しんでいた。
《画像:和紙で作った900個の灯籠をサークル状に設置》
《画像:LEDライトを囲う和紙には地元小中学生らのイラストや願いが書かれている》
妙高市から娘3人と三和区の実家の母親と訪れた女性(42)は「雪が少なくてちょっと残念だけど、寒すぎず見やすくてこれはこれで良かった」と話し、保育園児の娘(5)は「光がピカピカしていて奇麗」と笑顔だった。