ジュビロ磐田U-15の松下幸平監督や小枝朔太郎主将が体感した世界との距離<静岡国際ユース(U-15)サッカー大会>
「静岡ゴールデンサッカーアカデミー2024 静岡国際ユース(U-15)大会」が10月12〜14日にエコパスタジアムで開かれ、静岡県代表U-15は2勝1敗で2位となりました。
試合後、松下幸平監督(ジュビロ磐田U-15監督)と選手2人に話を聞きました。
大会には静岡県代表U-15のほか、フェイエノールト・ロッテルダム(オランダ)、仁川ユナイテッドFC(韓国)、清水エスパルスジュニアユースの3チームが参加し、総当たりのリーグ戦を行いました。
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MF小枝朔太郎(ジュビロ磐田U-15)
ーまずは今日のフェイエノールト戦を振り返ってください。
「今日はコーナーキックから失点を重ねてしまって、自分たちのチャンスもありましたが、それを決めきれませんでした。自分たちの力不足なので、これからにつなげていきたいと思います」
ー敗れはしましたが、後半かなり勢いを盛り返しました。
「ハーフタイムの時に『まだ諦めるな』と一つになって、一点ずつ返そうとしていました」
ー海外選手と戦ったことはどのような経験になりましたか。
「日本では味わえない強度など、この大会だからこそ経験できたことがありました。ただ良い思い出にするのではなく、これからのサッカー人生に生かしていきたいなと思います」
ー今後の目標を教えてください。
「しっかりと世代別日本代表に選ばれ続けて、最終的にはA代表でワールドカップで優勝することを目標に頑張っていきたいと思います」
DF西野陽向(ジュビロ磐田U-15)
ーフェイエノールト戦を振り返ってください。
「前半で3失点して、そのうちコーナーキックが2本だったので、もったいない試合だったと思います」
ー敗れはしましたが、西野選手は攻守で活躍していました。自身の手応えは。
「やれるところもあったけど、かなわないところもありました。日本では味わえないような強度とか球際の強さとかを忘れずにいたいと思います」
ー今後の目標は。
「日本代表になってワールドカップで優勝したいと思います」
松下幸平監督(ジュビロ磐田U-15監督)
ーフェイエノールトとはかなりの体格差がありました。
「確かに違うカテゴリーと戦ってるような感じでしたが、相手は宿舎でも規律がしっかりしていて厳しくて、本当にこの大会に戦いに来てると感じ取れたので、そういうチームと勝った方が優勝という状況を経験できたことは良かったと思います」
ー3日間を通しての感想は。
「活動は実質2回、練習ゲームをしたぐらいでしたが、チームを良くしようとアクションを起こしてくれていました。中学1年生の時からの県トレセンのメンバーが中心になって、賑やかなチームになってくれました」
ーどんなサッカーをやろうとしていたんですか。
「やっぱりシンプルに相手の背後を走っていくこと、球際、切り替え、運動量の四つを大切にしていました。観客も多いので攻守においてアグレッシブにやろうと。この子たちはこれから国スポやSBSカップなど、上で勝っていかなきゃいけない子たちなので、まずは戦術よりも当たり前のことを求めました。それはプロのトップチームでも同じ。取られたら取り返すとか」
ー相手も素晴らしいチームでした。
「選手たちには今までの基準を覆されるような経験をしてほしいなと思っていました。相手にやられないようにすることはできると思うのですが、選手たちの考えも尊重しながら『前からいこうよ、奪いにいこう』と。アクション起こさないとゲームは動かない。選手たちはピッチの中で対応できていたので、やっぱり能力が高いんだなと思って見ていました」