マーベル「アガサ・オール・アロング」シーズン2に進まず ─ 低視聴数も「コスパ」高評価
2024年ハロウィンシーズンにで配信されたマーベル・ドラマはシーズン2へ進まないことが確認された。出演のパティ・ルポーンがポッドキャスト番組にて認めた。
「アガサ・オール・アロング」は、「ワンダヴィジョン」に登場した強力な魔女アガサ・ハークネスを描く単独シリーズ。魔女たちの世界を舞台に、危険な試練に挑む女性たちの奇妙な冒険が描かれた。唯一無二の世界観が支持され、米Rotten Tomatoesでは批評家/視聴者スコアともに80%代の好評を博した。
(c) 2024 Marvel
もともと1シーズン限りのリミテッド・シリーズとして登場したが、エミー賞含む賞レースに「コメディ部門」としてことから、複数シーズン更新の可能性が囁かれた。ショウランナーのジャック・シェイファーも、「まだ探索すべき道がある」と続編へだった。
ところが、魔女リリアを演じたルポーンによれば、シーズン2は製作されない模様。ルポーンは自身の演じるキャラクターの劇中での展開を受け、シェイファーにシーズン2続投の要望を伝えたところ、「シーズン2はやりません」と告げられたという。
かつてシェイファーはマーベル・スタジオより「ワンダヴィジョン」シーズン2の執筆を依頼されたが辞退しており、「アガサ」でも同様に「書くものが多すぎる」ために退け、シェイファーの仕事は「単発」と述べたという。「いつかまた彼女と一緒に仕事ができることを切に願っています。彼女は魔法のよう」とルポーンは讃えた。
「アガサ・オール・アロング」シーズン2としての継続はないにせよ、ドラマはオープンな結末を迎えている。主演のキャスリン・ハーンは「みんな復帰を望んでいる」と続投への意欲をした。
最終話の配信週にはシリーズ最高の視聴数を。本シリーズの製作費は全9話で4,000万ドル以下に抑えられており、これはマーベル作品としてはだ。「リーズナブルな予算で実現できれば、クリエイティブ的な面で少し自由度が増す」とウィンダーバウムは低予算の利点を語る。
その一方、米は本シリーズの視聴数が「エコー」に続いてマーベル作品で2番目に低い記録だったと報告。パフォーマンスにおける課題がないわけではないが、コストパフォーマンスでは上々となった「アガサ」について、スタジオは満足しているという。
Source:Sirius XM podcast series “Andy Cohen Live via ,