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ワカサギドーム釣りでジャンボ含み637尾の爆釣【諏訪湖】胴調子の穂先&手返し重視が奏功

TSURINEWS

諏訪湖で637匹のワカサギを手中(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

2月下旬、長野県中央部に位置する諏訪湖を訪れた。釣行当日は、大寒波襲来の寒い一日で、朝の気温はマイナス9.5度。湖面には薄氷が張っていた。

諏訪湖でワカサギ釣り

諏訪湖は長野県内最大の湖で面積12.81平方キロm、周囲15.9kgの大きさ。しかし、同湖の平均深度は4.7mしかなく、最大深度でも7.2mと浅い。

そのため、同湖のワカサギ釣りは手返しよく釣ることができ、数が伸びる。夏場の高水温低酸素状態、ブラックバスなどのフィッシュイーターによる捕食など、ワカサギの生息環境としてはけっしていいとは言えない。

それでも、流入河川で産卵期にソ上する親魚を採捕しての採卵事業がおこなわれており、採卵されたものは県内外の湖沼へと出荷されている。

諏訪湖周辺略図(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

14cmクラスが交じる

6時の受付開始を待って受け付けを済ませ、7時に出船。ポイントは店前の水深2.5mほどの場所。かなりの浅場なので、仕掛けは金袖バリ1.5号のハリス間隔7cmの7本仕掛け、オモリは1.5gを使用する。

エサを付けて仕掛けを下ろすと、誘う前からアタリがあり、6cm級の当歳魚が3尾上がってきた。その次には強烈なアタリが穂先を襲い、14cm超級のワカサギが釣れた。この1尾で仕掛けはグチャグチャ。開始1分も経たずに仕掛けの交換を余儀なくされる。

当日はこのジャンボワカサギに悩まされることになる。釣れるのは6cm前後の当歳魚が中心だが、時々10cm級、たまに14cm超級が釣れるので厄介だ。

諏訪湖の様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

胴調子穂先にして順調

仕掛けを交換して再開。朝のうちは順調に釣果が伸びていく。しかし、開始から2時間ほどが経過すると、徐々にアタリの途切れる時間が増えてきた。そうなると、釣れる時にいかに手返しよく釣るかが釣果を左右する。

そこで、軟らかい胴調子の穂先に変更する。胴調子の穂先は、フッキングが難しい一方で、ワカサギがハリを咥えた時に違和感を与えにくい。小さなアタリでもしっかりと穂先に出るのも特徴だ。

しかし、当歳魚を釣る場合、少し釣り慣れた人なら、穂先に出るアタリを見て掛けるよりも、重さの変化を感じて掛けている人が多いのではないだろうか。また、誘いの一環のなかで空アワセをしている人も見られる。

当日の私も、重さの変化を感じながら釣りをする。穂先を替えてから再び順調に釣れ出した。釣況は変わらず、6cm前後の当歳魚を中心に10cm前後の二歳魚が交じる。

時には良型も交じった(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

試行錯誤しながら637尾

ドーム船では自分で群れを探す釣りではないため、群れが去ってしまうと次の群れが来るまではなかなか釣れない。魚がいなくては名人でも釣れない。

名人、達人のなかには、釣れる時に手返しよく釣ることで釣果を上げている人と、魚影が薄い時や食いが渋い時などでも釣れない時間帯を極力短くすることで釣果を上げている人がいる。

私は後者を目指しているが、なかなか難しい。誘い方を変えたり、穂先を替えたりと試行錯誤してみるが、なかなかうまくいかないのが現状だ。「釣りは道具ではない」ことは承知しているものの、いろいろと試さずにはいられない。自分なりに釣れない時間帯をなくそうとがんばってみる。

そうこうしているうちに納竿の時間を迎えた。釣果は5~14.5cmを637尾(1,748g)。14cm級のジャンボワカサギは12尾だった。

諏訪湖は水深が浅いため、初心者でも手返しよく釣れて数も伸びる。やや黒ずんだ魚体も出てきたので、そろそろ抱卵の季節だろう。

抱卵ワカサギは食べても美味しいので、天ぷらや甘露煮にすると美味しく食せる。一度訪れてみてはいかがだろうか。

当日の釣果637尾(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年3月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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