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浅草|馬が走り、矢が放たれる!浅草流鏑馬が4月20日(土)開催!

いろはめぐり

こんにちは、とくらです。
すっかり春の日差しも感じられるようになり、暖かい日も増えてきましたね。
そろそろ屋外イベントを楽しむのにもちょうどいい季節です。
私は最近、リバーサイドをお散歩したりとこの陽気を満喫しています。
さて、今回は、そんな春にぴったりのイベント「浅草流鏑馬」についてご紹介します。

浅草流鏑馬

今年の浅草流鏑馬は、4月20日(土)に隅田公園で行われます。
浅草流鏑馬は江戸時代に浅草神社の正月行事として行われていたものが、昭和58年に観光行事として復活したものです。
鎌倉武士の狩装束を身にまとって疾走する馬の上から3つの的を次々に弓矢で射抜くという、技術もさることながら非常に迫力のあるイベント。
みなさんも一度は馬の上から弓を射る流鏑馬の写真をみたことがあるかもしれません。
しかし目の前で実際に馬が走り、矢が放たれる瞬間を間近で見るのはまた特別な体験になるのではないでしょうか?
当日は、「草鹿」と「浅草流鏑馬」の二つの催事を見ることができます。
「草鹿」は約20m離れた場所から、高さ約110cmの鹿の形をした的をめがけて弓を引くものであり、烏帽子に直垂(ひたたれ)姿の射手が、大勢の見物客が見守る中、腕前を競います。
実際に弓を引く姿は大迫力でありながら、草鹿は観覧料が無料なので、ぜひ気軽に見に行ってみましょう!
「浅草流鏑馬」は江戸時代に浅草神社の正月行事であったものを、台東区が昭和58年に観光行事として復活させたもので、鎌倉武士の狩装束を身にまとった射手が、疾走する馬上から、壱ノ的、弐ノ的、参ノ的を次々と弓矢で射抜きます。
かつての鎌倉武士を彷彿とさせる圧巻の光景は必見ですよ!

日時:2024年4月20日(土)
草鹿(くさじし):11時45分~12時45分まで ※草鹿の観覧は無料です
浅草流鏑馬(やぶさめ):13時~14時30分まで
場所:草鹿(くさじし)→台東区立隅田公園 山谷堀広場
   浅草流鏑馬(やぶさめ)→台東区立隅田公園 特設馬場内(すみだリバーウォーク~言問橋間)
料金:1席につき3000円(ブロック指定・ブロック内自由席)
※お子様も観覧券が必要となります(席を必要としない乳児を除く)。

流鏑馬とは

流鏑馬とは、疾走する馬の上から鏑矢(かぶらや)を的に射るという日本の伝統的な武芸であり、近年ではスポーツとしても楽しまれている競技です。
目標となる的は全部で3ヵ所で、射手と呼ばれる騎乗者の左手側に立てられます。馬場の距離は約220メートル、的と馬場の距離は5メートルほどというのが一般的なようです。
この流鏑馬の中で使用される鏑矢とは、戦国時代にお互いの大将が名乗りを上げた後に空に向かって放ち、戦の合図として用いられた矢のことを指します。
鏃(やじり)の根元の部分に鏑(かぶら)を取り付けることで、音が鳴るようになっているのです。
何となく、音が鳴る武器というところに縁起物の臭いがプンプンしますが、もちろん鏑矢は名乗った後すぐ放たれる「一番矢」ということで縁起が良いものとされています。 また、その音が邪を払い、場を清めるとされ、飾り矢としても親しまれています。
流鏑馬の始まりは、6世紀の中頃に欽明天皇が「天下平定・五穀豊穣」を祈願して騎射が得意な者に馬上から3つの的を射らせた神事だと言われています。
現在でも3つの的を射るところは変わっていませんね。
流鏑馬を含む弓馬礼法は実戦的弓術の一つとして平安時代から存在していましたが、同時に神社に奉納されるなど、神事としての側面も持ち続けていました。
鎌倉時代になると、幕府の行事に組み込まれるほど流鏑馬は盛んになり、実演や稽古が行われていましたが、室町時代に入ると、足軽や鉄砲の出現など戦法の変化によって徐々に廃れていきます。
集団で戦うことになる場合、確かに一人の射手が強いだけでは戦えないですよね。
しかし、江戸時代に入ると誕生祈願や厄除けなどの行事で度々流鏑馬が行われるようになりました。
戦いの少ない時代に入ったことで、その神事としての側面が取り上げられた結果ではないでしょうか。
実戦的な弓馬というよりも、たしなみといった趣が強いように感じます。
その後は、明治維新、第二次世界大戦によって更に衰退した流鏑馬でしたが、現在もその歴史を継承し、様々な土地で催事や神事として行われています。
また、先に書いたように、現在ではスポーツ流鏑馬と呼ばれる、競技性を持たせた流鏑馬も行われています。

まとめ

始まりが1500年も前の神事だと思うと、何だか今でもその光景を見ることができるのは不思議な気持ちですが、こうした日本の伝統行事が少しでも長く続いていくと良いな、と感じます。
また、生きた馬が駆ける様子は、本当に迫力がありますよね。
目の前で見る機会はなかなかありません。

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