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「ボラに支配された海でカサゴを釣る」 ダイソースプーンでの穴釣りでヒット【三重・津】

TSURINEWS

ダイソースプーンで仕留めたカサゴ(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

4月30日、三重県の津ヨットハーバーへ釣行。青物狙いからスタートするも、海は巨大ボラの群れに支配され、まさかの無反応続き。エサ釣り・穴釣りとあらゆる手を尽くすも結果が出ず、最後はダイソーのスプーンを使った“エサなし穴釣り”で小メバルを手中に収めた。

ヨットハーバーでルアー&エサ釣り

4月30日午前5時、津ヨットハーバー。この日のプランは、冷凍イカを自然解凍している間に青物やら何やらをルアーで釣り、イカが溶けたらエサ釣りに移行するというものだった。

ところが朝マヅメ、しかもゴールデンウィークにもかかわらず、なぜか釣り人の姿は数人ほどしか確認できない。違和感を覚えつつ、「とりあえずスプーンでも投げてみるか」という軽い気持ちで釣りを始めるも……。

津ヨットハーバー(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

この日はボラだらけ

ひたすらスプーンを投げるが、バイトどころかアタリすらない。スライドフォール、リフト&フォールなどのアクションを駆使し、表層からボトムまで全レンジを入念に探るも、不気味なほど反応がない。海面は終始しきりに魚が跳ねているのに、だ。

その後もスプーンを投げ続けていると、釣り人の1人から「兄ちゃん、ここはボラしかおらんで」と、衝撃の事実を告げられる。ボラしか釣れないのなら、そりゃ釣り人も少ないわけだ。

スプーンで丁寧に探った(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

エサ釣りにシフト

イカエサが溶けたので、ブッコミ釣りに変更。ボラエリアを回避するため思い切り遠投するも、アタリどころかエサ取りすらもいない。

ボロボロのジグを再利用してブッコミ釣り(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

まるで他の魚は皆どこかへ行ってしまったかのように、反応がないのだ。眼前をバシャバシャと元気に跳ねるボラに、いいかげん嫌気がさしてきた。

元気に跳ねるボラ(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

ブラクリで穴釣りに逃げる

ブラクリが手元にあったので、今度は穴釣りに変更。「根魚ならテトラを狙えば釣れるだろう」という軽い考えで糸を垂らすも……どういうわけか、これも全く釣れない。

ブラクリ+アサリの仕掛け(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

穴釣りですら無反応となると、いよいよこの釣り場は本当にボラしかいないのかという絶望感が漂い始めた。

穴釣りすらまさかの不発(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

ダイソースプーンで穴釣り

気がつけば時刻はもう正午を過ぎていた。このままではボウズで終わってしまう。それだけは避けなければならない。そこで、ここで最終兵器の登場。ダイソーの100円スプーン(7g)だ。

さあ、こいつを投げずに、テトラの間に落とす。エサなしの穴釣りだ。いくら確かな信頼と実績のダイソー様でも、それはさすがに無茶では、と思いきや……。

ダイソールアー7g(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

チビカサゴを手中

釣れた。驚くほどあっさりと釣れた。あれほど無反応だったのに、簡単に釣れてしまった。どこまでデキる子なんだ、ダイソールアーは。2匹目もあっさりと釣れた。

チビカサゴを連打(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)

この勢いに乗って、根魚だけに根こそぎ釣り上げてやろうとするも……なんと、まさかの根掛かりロスト。だけど全然痛くない。100円だから痛くも痒くもない。

これがメーカー品だったら500円ほどの損害だが、ダイソーなら100円で済んでしまう。100円だから根掛かりを恐れず強気で攻められるのが、ダイソールアーの最大の強みだ。

ただ、今回は残念ながらスペアを持っていなかったので、ここで納竿した。

ダイソースプーンは安くて釣れる

カサゴ2匹という残念な結果に終わってしまったが、ダイソースプーンがなければ確実にボウズだっただろう。断っておくが、筆者はダイソーの回し者ではない。ただ単純に安くて釣れるから愛用しているだけだ。

読者諸君も、ポケットに1つダイソースプーンを忍ばせておくといいだろう。

<田中優丞/TSURINEWSライター>

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