風味をキープする「塩麹」の冷凍方法。冷蔵保存との使い分けのポイントも
冷蔵・冷凍どっち?塩麹の保存方法
塩麹は冷蔵と冷凍どちらでも長期保存が可能な調味料です。ただし、冷蔵と冷凍では熟成のすすみ方が異なるのが特徴。本記事では冷蔵と冷凍方法の使い分け方法や、くわしい冷凍方法についてご紹介します。
冷蔵と冷凍それぞれの保存期間の目安もお伝えしますが、市販の塩麹の場合は商品によって保存期間が異なるため、パッケージの記載をご確認ください。
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塩麹を保存するときのポイント
熟成をすすませるなら冷蔵庫で保存
フレッシュな風味をキープするなら冷凍庫で保存
熟成を進ませるなら冷蔵庫で保存
冷蔵庫で保存すると低温でゆっくり熟成がすすみ、まろやかで甘い塩麹に変化していきます。保存期間は6カ月から1年が目安です。
密閉できる容器に入れて保存し、取り出す際は清潔なスプーンを使いましょう。保存容器は煮沸消毒可能なガラス容器がおすすめです。冷蔵庫のなかでも温度が高い野菜室で保存すると熟成がはやくすすみますよ。
フレッシュな風味をキープするなら冷凍庫で保存
塩麹のフレッシュな風味をキープしたい場合は、熟成がすすまない冷凍庫で保存しましょう。熟成が止まって作りたての風味と色を保てます。保存期間は1年が目安です。塩麹は冷凍してもカチカチに凍らず、取り出してすぐスプーンで簡単にすくえます。
風味をキープする!塩麹の冷凍方法
1. 保存容器に移す
冷凍保存可能な小さめの容器に塩麹を移します。保存容器は耐冷温度が18℃以下のものを選びます。
2. 冷凍庫に置く
蓋をして冷凍庫に置きます。あまり頻繁に使わない場合は、冷凍庫のなかでも温度変化の少ない奥や底に置くのがおすすめです。
解凍せずOK!冷凍した塩麹はそのまま料理に使える
塩麹は冷凍庫に入れても固まらず、冷蔵塩麹と同じようにスプーンですくって使えます。清潔なスプーンで必要な分だけをすくって、そのまま料理に使いましょう。自然解凍や電子レンジで加熱する必要はなく、そのまま食材にかけたり、加熱調理に加えたりしてください。
塩麹は下味冷凍するのもおすすめ
塩麹はそのまま冷凍するだけでなく、食材と合わせて漬ける「下味冷凍」もおすすめ。調理時に下味をつける手間がなく時短できます。
また、食材に塩麹を漬けて冷凍させることで、食材をそのまま凍らせるよりも劣化が抑えられ、旨味をキープしたまま下味がつけられるのもメリットです。塩麹には食材をしっとりさせる効果もあり、パサつきやすい鶏むね肉や白身魚もやわらかく調理できますよ。
塩麹を上手に冷凍保存しておいしい食卓を作りましょう
塩麹は保存方法によって味わいが変化します。熟成をすすませたくない場合は冷凍して、フレッシュな風味のまま長期保存しましょう。冷凍庫に入れてもカチカチに凍らず、スプーンですくって使えるので、毎日塩麹を使うご家庭でも手軽に取り出して使いやすいですよ。塩麹を上手に保存しておいしく使い切りましょう。
ライター:Uli(webライター)