【鎌倉 グルメレポ】The Bliss Burger - こだわりが詰まったシンプルなハンバーガーで至福の時間を
鎌倉駅西口、通称裏駅から徒歩3分、御成通り商店街にある、スタイリッシュでクールな外観がひときわ目立つ「The Bliss Burger(ザブリスバーガー)」。ハンバーガーをメインにランチ、週末は居酒屋バーとしても営業しているお店です。地元に住む友人やお店の方がお勧めしてくれたので、実際にそのハンバーガーを食べにお邪魔してきました。
画像出典:湘南人
ハンバーガー屋さんをオープンするまでの道のり
オーナーのトシミツさんは学生時代に飲食店でアルバイト、その後、IT業界に就職。サラリーマンとして働く中で、「自分がやりたいことは何だろう」と考えたときに、「人との距離が近くて、その人に楽しいと思ってもらえること」が学生時代から変わらず、一貫してブレていないことに気付き、退職。
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そして、飲食店をやろうと考えていた時に、自身の幼少期の家族との楽しい思い出の中には、いつもハンバーガーがあったことに気付いたそう。そうして、ハンバーガー屋さんを開店するために、まずはバーガー屋さんで働き、その後、このお店の前店でもあったスペアリブで有名な「Barchie’s」で働いたトシミツさん。
日々バーガーの試作を重ねる中で、一緒にキッチンをやっていた先輩に「シンプルなことが好きなんだから、バーガーもシンプルにしてみたら?」と言われ、実際に試したところ、肉を焼いた炭火の香りが生きていてシンプルで美味しい。そうして現在の形の、シンプルなハンバーガーに行き着きました。
試作を重ね、辿り着いたバーガー
現在、定番バーガー3種類に加え、限定バーガーも常時ラインナップされています。今回は初めての来店だったので、定番のクラシックバーガー1,750円(税込)をオーダーしました。ランチは全てのバーガーにポテト、サラダ、スープがセットになっています。
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バンズ…トシミツさん自ら仕込みの段階から参加し、厳選して選んだ、鎌倉小町のパン屋さん「BREAD IT BE」のバンズを基本的には使用。限定バーガーなどは具材に合うバンズを追求し、セレクトしているそう。
牛肉100%のパティ…すね肉はスジが多く、煮込み料理に使われることが多い部位で、バーガーでの使用を避けるお店が多いそうですが、こちらでは、国産すね肉を店内で丁寧にスジを取り除き、赤身肉だけにして、海外産のハンギングテンダー(日本語で言うと「サガリ」と呼ばれる部位)とブレンドしています。そして、店内で挽いてミンチにしてからパティにし、炭火で焼いているそうで、非常に手間がかかっていることが伝わりました。
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野菜…盛田ファームの鎌倉野菜を使用。セットについたサラダは新鮮で、時期により異なるスープは取材時はカブのスープでした。筆者はカブのスープは初めてでしたが、非常にすっきり飲みやすく、あっという間に飲み干してしまいました。
具材もひとつひとつこだわり抜いただけあって、シンプルだからこそ、それぞれの良さが光り、バーガーにして組み合わせたときのバランスが良く感じました。また、大きさも適度で具材もシンプルな分、かじりついて食べてもバーガーが崩れることなく食せたので、非常に食べやすかったです。
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現在のバーガーでも満足することなく、日々ブラッシュアップを重ねているそうなので、今後も更なる美味しさを追求し、変化していくのが楽しみです。
バーガーだけでなくサイドやお酒の種類も豊富
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ドリンクは鎌倉の「AMAZAKE STAND」とのコラボの生あま酒バナナシェイクや、ソフトドリンク、ビール・ジン・アブサンなどのクラフトドリンクなど様々なメニューがあり、昼飲みも楽しめます。お酒好きの方には嬉しいですね。
夜営業は「居酒屋Bliss」として営業
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ランチは毎日営業していますが、金土日のみ、夜も営業を行っています。ハンバーガーは勿論、サイドメニューも豊富にラインナップされており、夜限定のメニューも多々ありました。海外のBARのような雰囲気の中で飲むお酒もいいですね。夜の鎌倉は昼間とはまた違った雰囲気が味わえますよ。
フードロスの観点からSDGsの取り組みも
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すね肉を挽く際に大量に出る牛すじを使用した、牛すじ煮込みや、週1回限定で「牛すじオーバーライス1,000円(税込)」などがメニューに並んでいます。
大量に出る牛すじが使いきれず、捨ててしまうこともあったそうですが、現在は鎌倉市内の飲食店に卸し、フードロスの削減も行っているそう。買い手側の飲食店も、お手頃価格で牛すじの仕入れが可能になり、双方にとっていい結果に繋がる素敵な取り組みですね。
モチーフでもある「だるま」のアパレルやグッズ販売も
ハンバーガーを持っただるまがお店のイメージキャラクターでもあり、グラスやシール、アパレルの販売も行っていました。
画像出典:湘南人
このタイダイ柄のロングスリーブTシャツは、ビールを作った後のホップとパティを焼いた後の炭火の炭を使用し天然染料で手染めしたものだそう。
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こちらはなんと、トシミツさんご自身で描いたアートだとか。お店の雰囲気に非常にマッチしているのも納得です。
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メニュー板は、北鎌倉にあるウッドクラフトとアパレルのファクトリーブランド「KIBACOWORKS」で作ってもらったものだそう。裏面にはしっかりと達磨が彫られています。
こだわりのハンバーガーで至福の時間を
店名にある「BLISS」は英語で「至福」の意味があり、「ハンバーガーには、小さい頃の楽しい思い出がある、お客さんにも同じように楽しい時間を過ごしてもらえたら」といった想いが込められているそうです。
画像出典:湘南人
取材時は雨であいにくの天気でしたが、お子さん連れの常連さんご家族や、女性客が来店しており、食事に来るだけでなく、スタッフとの会話を楽しみにしている様子が伺えました。
みなさんも、バーガーを片手に、スタイリッシュな空間で至福の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。ぜひ、こだわりのハンバーガーを食べに行ってみてください。
The Bliss Burger
営業時間
ランチ: 11:00〜15:30(ラストオーダー14:30)
ディナー:金土日 17:30〜22:00(ラストオーダー21:00)
定休日
なし
※ご来店前に店舗のinstagramにてご確認ください。
電話番号
070-4475-3747
支払い方法
現金、カード、電子マネー、QR決済(楽天Pay・PayPay)
禁煙・喫煙
禁煙
設備
テーブル14席、カウンター4席
アクセス
JR・江ノ電鎌倉駅より徒歩3分
住所:〒248-0012 神奈川県鎌倉市御成町2-12
駐車場:なし
基本情報
お店の種類
カフェ・喫茶店、居酒屋・バー、テイクアウト
ジャンル
洋食、軽食
メイン料理
ハンバーガー
利用シーン
お一人様、家族・子連れ、ランチ、ディナー、デート、女子会、宴会
こだわり条件
落ち着いた空間、子ども歓迎、貸切可