KAATキッズ・プログラム2025『わたしたちをつなぐたび』が開幕 舞台写真と大池容子(上演台本・演出)の初日コメントが公開
2025年7月21日(月・祝)KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>にて、KAATキッズ・プログラム2025『わたしたちをつなぐたび』が開幕し、舞台写真と初日コメントが公開された。
KAATのメインシーズン前となる今年度のキッズ・プログラムは、SPAC-静岡県舞台芸術センターと協働して企画する新たな試みを行う。シーズンタイトルである「虹~RAINBOW~」のように、舞台作品の創造・発信の架け橋となるべく、公共劇場同士が連携し、クリエイティビティの高い舞台芸術作品の流通構造の構築を目指す第一歩として、両館がそれぞれキッズ作品を創作し、それぞれの会場で同日上演する。
KAATがおくるのは、Kate Greenaway Medal 2021 ロングリストに選出された、イリーナ・ブリヌル作の絵本『わたしたちをつなぐたび』の舞台化作品。「わたしはどこからきたの?」小さな少女が自分の物語をさがす旅を感情豊かに描く、深くやさしい物語。
今回、第43回(2024年度)向田邦子賞にも選出された、うさぎストライプ主宰の劇作家・演出家、大池容子が上演台本と演出を担当し、小林顕作の音楽とともに、ファンタジックで優しい原作の世界観の中に垣間見える、社会への問いかけと、深い人とのつながりを、表情豊かに描き出す。出演者は藤戸野絵、少路勇介、下司尚実、山田茉琳、岩永丞威。
本公演は7月27日(日)まで上演。7月26日(土)・27日(日)KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>には、SPACによるKAATキッズ・プログラム2025『鏡の中の鏡』が行われる。
大池容子(上演台本・演出) コメント
座組の皆さんと共にした試行錯誤の旅を経て、本日ついに『わたしたちをつなぐたび』が初日を迎えます。観終わったあと、大切な人の顔を思い浮かべてもらえるような、そんなお芝居になっているんじゃないかなあと思います。キッズはもちろん、大人の方にも楽しんでもらえる作品に仕上がっているので、是非ご来場ください。