釣魚で作る「干物」レシピ:フッコのみりん干し 使用する魚のサイズが大事
九州地方では、そろそろスズキのシーズン。堤防から手軽にエントリーできるところが嬉しい。今回は「フッコのみりん干し」を紹介する。
フッコとは
フッコとはスズキの若魚のことで、50〜60cmの中型。これくらいのサイズだと調理しやすいうえ、ほどよく脂がのって美味しい。
下処理
持ち帰ったフッコは頭とワタをとり、下処理。腹側(内側)の血合の部分は包丁の先を使ってこそぐ。
2枚におろす
下処理後は2枚におろし、背骨が付いているほうは別の料理に。今回は、もう片方の身だけを使うので、皮を剥いでサク取りする。
部位ごとに分ける
同じタイミングで部位ごとに分けておくと、あとがラク。頭はエラを取って吸い物用。背骨の付いたほうはウロコを剥いで塩焼き用。すぐに調理しない場合はキッチンペーパーに包んでラップをかけ、冷蔵庫で保存しておこう。
タレに漬けて干す
サク取り後は食べやすい大きさに切り、タレに漬ける。割り下は水1、みりん2、薄口しょう油1。漬ける時間は最短で5~6時間。できれば10時間前後が望ましい。次は魚をタレから取り出し、冷蔵庫内で7~8時間干す。
魚の表面が乾いたらOK。食べる時にグリルで焼けばできあがり。セイゴでは物足りず、スズキは食感がいまひとつ。フッコならではの上品な味わいは、まさに激レア食材だ。
<松田正記/TSURINEWSライター>