有名人揮毫 恒例の絵馬展いよいよ 稲毛神社で元日から
川崎区宮本町の稲毛神社(市川和裕宮司)で新春の恒例行事「有名人慈善絵馬展」が2025年も元日(水)から7日(火)まで開催される。来年で47回目を迎える同展示に向けて準備が進んでおり、芸能界やスポーツ界などの著名人や文化人から直筆の絵馬が到着している。
絵馬のデザインは来年の干支「巳」をあしらったオリジナリティーの高いものが多い。中には新年にふさわしいおせち料理、竜や桜といった縁起の良いものを描いた作品などユニークなものも届いている。
『コスプレ☆アニマル』『女神のリーブラ』『ハニー・ホリック』などの代表作がある漫画家の栄羽弥(さこうわたり)さんは、白いヘビをくわえるように口元で持つ男性のイラストを妖艶なタッチで描いた。漫画家で『熱笑‼花沢高校』などの作者どおくまんプロさんは、大きなヘビに脅かされた3人のサラリーマンらしき男性をコミカルかつ軽妙な筆で捉えた。他にもスポーツ界からは競馬のクリストフ・ルメール騎手、パラリンピック競泳金メダリストの成田真由美選手など、枚挙にいとまがない。川崎ブレイブサンダース、川崎フロンターレ、NECレッドロケッツ川崎といった地元チームの選手からも趣向を凝らした作品が寄せられている。
市川宮司は「今年は能登の地震に始まり、自然災害も多く起こっていますが、ぜひ参拝と絵馬展を機に新しい年を迎えてほしい」と話す。
収益は社会福祉支援に
元日から境内には特設コーナーが設置される。気に入った作品があれば入札でき、最高価格の人が落札となる。収益は社会福祉活動に役立てられる。9日(木)から31日(金)は川崎モアーズ(川崎区駅前本町)でも展示され、同様に入札することができる。
詳細や問い合わせは同神社【電話】044・222・4554。