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海外では一般的とされている“膣ケア・膣トレ”。でも、日本ではまだまだ“未知なる世界”。デリケートゾーンにふれるってなんだか恥ずかしい…！なんて声もちらほら聞こえます。そもそも膣ケアってどんなことをするの？　ケアするとどんないいことがあるの？　そんな疑問を解決すべく、今回、FYTTE編集部がウワサの“膣ケア専門サロン”に突撃取材！　知られざる膣ケアの世界を体当たりでレポートします。

今回、お伺いしたのは、膣プランナー・ちつ姉こと、山口明美さんがプロデュースするサロン「FEMEW（フェミュー）」。膣ケアや骨盤矯正の専門知識をもったスタッフが対応してくれます。

POINT

●フェムケアって？
フェムケアとは「女性(Female)」＋「ケア(Care)」の造語。主に膣まわり（デリケートゾーン）のケアを指し、今回のような膣ケアサロンもフェムケアのひとつです。

●膣ケア・膣トレって？
洗浄や保湿、マッサージなどの膣ケアでは膣まわりの乾燥・ニオイ・くすみ改善が期待でき、骨盤底筋トレーニング（膣トレ）は尿もれ対策にも役立ちます。また、こうしたケアやトレーニングは血行やホルモン分泌を促進させ、健康や美容にも役立つと言われています。

●膣の中まで施術するの？
「FEMEW（フェミュー）」の場合は、医療機関ではないので、膣の中の粘膜にはふれず、膣まわりだけをケア。EMS（電気によって筋肉に刺激を与える）による膣トレも、膣の周囲にある骨盤底筋にアプローチするため、膣内にふれることはありません。

施術の基本は洗浄・保湿・EMSによるトレーニング！

今回は約1時間の【膣の黒ずみ・タルミ・匂いケア】デリケートゾーンマシーンケアにチャレンジ！　さて、どのような施術なのでしょうか…？

POINT

●膣に汚れがたまっているとどうなるの？
デリケートゾーンのヒダの裏側には尿やおりものが混ざった白っぽい垢（恥垢）がたまりやすくなっています。この垢がニオイやかゆみの原因に！　汚れがたまると雑菌が増え、感染症や炎症を引き起こす可能性も。専用ソープなどで洗って清潔に保つことが大切です。セルフケアの際は、ボディソープではなく、デリケートゾーン専用のものを必ず使います。洗い過ぎや膣の中まで洗うのはNG！　かえって膣内の自浄作用を落としかねないので注意しましょう。

●乾燥はニオイやバリア機能の低下の原因に
ケアをしていても、膣粘膜は加齢に伴い乾燥しがち。乾燥はニオイのもとになるほか、膣内のバリア機能の低下を招き、感染症のリスクにつながります。膣まわりを洗浄したあとは、専用のオイルやジェルでマッサージしながら、しっかり保湿していきましょう。ケアするのは膣まわりのみでOK！

●なぜ、膣ケアは美容にもいいの？
腕に美容液を塗ったとき、その成分を皮膚から吸収する力を“１”とした場合、デリケートゾーンが経皮から吸収する力は、なんとその42倍！　その分、しっかりと美容成分を吸収し、肌全体に行きわたらせてくれるので、効果が伝わりやすい部位なのだそう。さらにはケアすることで血行もよくなり、ホルモン分泌がうながされるなど、美容面への影響も期待できると考えられています。このように経皮吸収率が高いデリケートゾーンはとても繊細なため、セルフケアの際は必ずデリケートゾーン専用に設計された洗浄剤やオイル、クリームを使うことが大切です。

●膣トレで尿もれも改善！
尿もれの主な原因は、子宮などの臓器を支える骨盤底筋が弱まること。骨盤底筋は尿道口や肛門を引き締めたり、内臓を正しい位置で保ってくれたりするため、女性にとって重要な筋肉ですが、出産や加齢などでその筋力は低下しがち。お腹に圧力をかける呼吸法や、骨盤底筋を鍛える“膣トレ”は積極的に行いたいエクササイズです。

気になる施術の効果はいかに!?

当初はドキドキ、緊張して臨んだ膣ケア体験。
最後はふたりとも、恥ずかしさも吹き飛び、リラックスしてケアの効果を実感できたようです！

そして、今回はFYTTEのコミュニティ「Fan！Fun！FYTTE」のメンバー１名にも体験いただいたので、感想を紹介します！

ニックネーム／たたたたさん（40代）
もともとフェムケアには興味があり、デリケートゾーン専用のソープやクリームを使用して、セルフケアを行っていました。黒ずみや冷え、骨盤のゆがみなどが気になっていたのですが、今回専門の知識をもった方のいるサロンで施術していただけるとのことで応募。膣ケアと聞くと、膣そのもののトレーニングやケアがあるのではないかと少し心配でしたが、実際は顔のエステでやっているようなやさしいケアで、リラックスして施術を受けられました。これなら気軽にトライできる！と思います。今回のケアを全身にやりたいくらい快適でした。期待以上に見た目がふくふくになり、満足しています！

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フェイスケアと同じような感覚でトライできるサロンでの「膣ケア」。デリケートゾーンのお悩みがある、自分の膣の状態を知りたいという人は、ぜひ一度、サロンでケアを受けてみてもよいかもしれませんね。

サロン情報

フェムケア専門サロン「FEMEW（フェミュー）」
東京都渋谷区恵比寿西１-９-６　WEST CO.ビル３F
<Instagram>
https://www.instagram.com/femew_official/

今回、編集部が受けたコースは【膣の黒ずみ・タルミ・匂いケア】デリケートゾーンマシーンケア（約１時間）  ¥8800
※生理中や、VIO脱毛直後などで肌が敏感な状態のときは施術が受けられませんので、ご留意ください。

参考書籍

『AYA×ちつ姉 最高のフェムトレ』（ワン・パブリッシング刊）

マンガ／藤井昌子　取材・文／番匠 郁
監修／フェムケア専門サロン「FEMEW」