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池袋駅北口の公衆トイレがオシャレカフェみたいになっていてビビった / 光に満たされた空間で用を足すことが可能

ロケットニュース24

池袋駅北側の東西を結ぶ地下道は「ウイロード」と呼ばれている。なんとなく薄暗くて気味が悪い印象だったが、いつの間にかリニューアルされ明るいアート空間になっていた。今までとは真逆の印象である。

そんなウイロードだけでも十分衝撃的だが、ウイロードを抜けた先にある「池袋駅北口前の公衆トイレ」まで超オシャレ仕様に大変身を遂げていたとは……! せっかくなので詳しく紹介したい。

・ウイトピア

仕事帰りに池袋駅に降り立った私は、北口前のカラフル空間を見て衝撃を受けた。あの不気味な地下道が色鮮やかに生まれ変わっているうえに、公衆トイレがオシャレカフェみたいになっていたのだ。ポップアップストアみたいな雰囲気。

調べたところ、豊島区制90周年記念事業の一環として「暗くて怖い」&「女性が入りづらい」といった問題を抱えていた公衆トイレを約1年かけて全面リニューアルしたらしい。2022年10月末に完成したのだとか。

注目すべきは、トイレ上部に設置されたオブジェ「ひかりの羽」。夜はライトアップされてロマンチックな雰囲気を演出している。ガイドの方に「こちらには妖精がいます」と言われたら「ですよね」と返すだろう。

・幻想的

入口には「WE TOPIA」と書いてあった。やはりはじめて池袋にやってきた方はトイレと思わないかもしれない。女性が入りづらい問題は解消したかもしれないが、ミステリー感は一層増したと言える。あまりにも幻想的なのだ。

・トイレ内

一応確認のため、トイレ内ものぞいてみると……カラフルなアートが所々に施されていた。

なんでもエントランス・男子トイレ・女子トイレにある3つの天窓を華やかによみがえらせたことが同トイレのポイントの1つらしい。ずっと眺めていると吸い込まれるような感覚になる。これがアートの力なのか。

・日中も良い

翌朝ふたたびトイレを見に行くと、昨夜とは別の表情が楽しめた。降り注ぐ春の光に心地よく包まれるような感覚。

光に満たされた空間で鼻歌を口ずさみながらピクニック気分で用を足すことが可能だ。夜も良かったが、朝の方が特別な体験ができると思う。

そういえば、朝9時過ぎにトイレを訪れると地元の方が清掃活動をしていた。完成から約1年半経った今でもキレイに保たれているのは地道な活動によるものなのだろう。おかげで誰もが使いやすいトイレになっている。

やや不気味なイメージの池袋駅北口が、地下道と公衆トイレのリニューアルで一気に爽やかで華やかになった。完全にイメージアップ。北口のシンボルなので、知らなかった方は覚えておいてくれよな!

・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称:WE TOPIA
住所:東京都豊島区西池袋1丁目28-7

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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