「庁舎に刃物男」対応法学ぶ 愛川町職員が防犯研修
愛川町役場で10月16日、町職員を対象とした「庁内防犯対応研修」が行われた。
庁舎内に不審者が侵入した際、来庁者の安全確保や避難誘導、職員自らの命を守る防犯対応力の向上を目的としたもの。約50人が参加し、厚木警察署生活安全第一課の七海正法巡査部長が不審者に対する心構えや対応方法を伝えた。
研修では、庁舎内に刃物を持った不審者が侵入したことを想定して実施。防犯対応のポイントなどを伝える講義に加え、刃物を持つ不審者への威嚇方法や複数人での対応、相手の動きを封じるのに有効な「刺股」の使い方なども学んだ。
参加した職員は「頭では分かっているが、実際に実習としてやってみると動揺して正しい行動ができなかった。今回学んだことを意識して日々の業務にあたりたい」と振り返った。