新潟県教育委員会、教職員4人を戒告 確認怠り給食を食べた児童がアレルギー症状に パワハラ校長やスピード違反も
新潟県庁
新潟県教育委員会は7月23日、教職員5人に懲戒処分などを下した。
懲戒処分を受けた1人目は、中越地方の特別支援学校の50歳代女性栄養教諭。処分内容は戒告。
県によると、同栄養教諭は2023年9月5日の給食に関して、本来、すべての加工品の配合成分表を取り寄せる必要があったが、一部を取り寄せなかったことにより、校内外の事前の安全確認ができない状況を生じさせたという。この結果、児童が乳成分を含む給食を食べ、アレルギー症状を発症した。
またこれに関連して、校長として管理監督が不十分であったとして、上越地方の小学校の60歳代女性校長が文書訓戒の処分を受けた。
2人目は、中越地方の高等学校の50歳代男性校長。処分内容は戒告。
同校長は2022年12月から2024年3月までの間、複数の職員に対して大声で叱責するなどのパワー・ハラスメントを行った。
3人目は、下越地方の中学校の20歳代男性教諭。処分内容は戒告。
同教諭は2024年4月、自家用車で実家へ帰宅途中、制限速度時速50キロメートルの一般道を走行していた際、時速31キロメートルの速度超過違反をしたという。同教諭はこれにより、同年5月に罰金6万円の刑事処分と、運転免許停止30日間の行
政処分を受けている。
4人目は、中越地方の中学校の60歳代女性教諭。処分内容は戒告。
同教諭は2024年4月、自家用車で出勤途中、制限速度時速40キロメートルの一般道を走行していた際、時速32キロメートルの速度超過違反をしたという。同教諭はこれにより、同年5月に罰金6万円の刑事処分、7月に運転免許停止30日間の行
政処分を受けている。