明日海りお、平野綾、和希そら、別所哲也らミュージカル『9 to 5』が開幕 コメント&舞台写真が到着
2024年10月6日(日)日本青年館ホールにてミュージカル『9 to 5』が開幕した。
数々の受賞歴を持つ音楽界の “LIVING LEGEND”ドリー・パートンが手掛けたミュージカル『9 to 5』は2009年にブロードウェイで上演されるや大きな話題を集め、トニー賞、グラミー賞にノミネート、その後2019年にはロンドンのウエストエンドでもヒットを記録しました。働く女性の仕事や恋愛の悩みを描いた笑えてスッキリする傑作ミュージカル・コメディだ。
演出を務めるのは『キューティ・ブロンド』や『四月は君の嘘』をはじめミュージカル『この世界の片隅に』、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』など、数々の話題作を手掛ける上田一豪。ロサンゼルスの大企業でキャリアを築くシングルマザーのヴァイオレット役には明日海りお、グラマラスな秘書ドラリー役には平野綾、新入社員のジュディ役には宝塚歌劇団退団後今作が初舞台として話題を集める和希そら、横暴なふるまいを続けるハラスメント社長フランクリン役には別所哲也。また、ヴァイオレットを慕う若手社員ジョー役に内海啓貴や、ヴァイオレット達と敵対するロズ役に飯野めぐみなど人気と実力を備えたキャストが集結した。
初日を前に行われた会見には明日海りお、平野綾、和希そら、別所哲也が登壇。コメント及び舞台写真が到着した。
■明日海りおコメント
ようやく初日を迎えました。皆さんとひとつになって作っていけたらと思っています。
演出の上田さんが皆に寄り添ってくれる優しい方で、とりあえず自由にやってください!と言ってくださって。皆がやってみたいことに挑戦して、稽古場は常に大爆笑でした。劇中のナンバーはどれも素敵なのですが、私が特に好きなのは働き方改革をしよう!というシーンで歌う曲。(平野)綾ちゃんが中心になって歌うのですが、パワフルさとキラキラに溢れていて大好きな曲です。
ヴァイオレットは家事や子育てと仕事の両立が難しい中、相当な覚悟を持って苦労して生きている人。彼女と共通点があるなんておこがましくてなかなか言えないのですが、パニックになったところをドラリーやジュディに落ち着かせてもらうシーンは普段の私と一緒だなと思います。
不適切な発言をする社長は出てきますが(笑)、どの登場人物もいとおしく、最後にはすっきりさわやかに、朗らかに帰れる作品です。普段からミュージカルや舞台がお好きな方はもちろん、初めてのミュージカルにもおすすめです。劇場でお待ちしております!
■平野綾コメント
皆さんとは初共演とは思えないくらい仲良くさせていただいて、稽古中はいつも笑いを堪えるのに必死でした。今作では今までの作品では観たことがない4人を観られると思います。アンサンブル含め誰一人欠けても成立しない作品となっておりますので、舞台の隅々まで観ていただきたいです。
私のお気に入りの曲は、1幕ラストの「Shine Like The Sun」です。他のミュージカルではなかなか観ることができない別所さんを観ることができます(笑)。面白くて感動する不思議なシーンなので、是非ご注目ください!
スカッとする内容で、気持ちがスッキリして、観劇後は明日から頑張れるなと思える作品です。楽しみに足を運んでいただければと思います。
■和希そらコメント
ようやく初日を迎えられました。稽古中は自分自身もがきながら過ごしていたのですが、カンパニーの皆さまが本当にあたたかくて楽しい日々でした。多くのお客様にその良い空気感を感じて楽しんでもらえるよう、私自身楽しみながら頑張りたいと思います。
アンサンブルの皆さんがセット転換をしてくれるのですが、稽古場でも、大変なセット転換の多い中気持ちの良い空気でいてくださり、なんて素敵な空間にいるんだろうと日々過ごしていました。
私のおすすめの曲は幕開け(オープニング)のナンバーです。それぞれの登場人物の生き方が現れていて、観ていてすごくわくわくして、今後どうなるのかウキウキした気分になります。
劇中ではいろいろなことが起きるコメディ作品ですが、一歩踏み出せるような勇気を持てる作品だと思います。皆さまには気軽な気持ちで劇場に来て、楽しんでいただきたいです。
■別所哲也コメント
「横暴な振る舞いをする大変不適切極まりない社長」を演じます(笑)。1979年の作品ですが、そこからどのくらい男女の姿が変わってきたのか、笑い飛ばして楽しんでいただければと思います。
稽古場はすごく気持ちのいい現場でした。早替えや転換の多い作品ですが、何ができるのかアイディアを出し合っていろいろと仕掛けを作っています。好きなナンバーはヴァイオレット、ドラリー、ジュディ3人の妄想の世界の歌と、3人それぞれの人生を歌う曲です。私自身の不適切な歌も楽しんでいただきたいですね(笑)。
考えることがたくさんある窮屈な時代ですが、1970年代の携帯もSNSもない世の中がどうだったのか。このキラキラ輝く世界がどれだけ素晴らしいか、ぜひ笑って観ていただきたいです。何事もやりすぎてしまうフランクリンがどういうふうにとっちめられるのかもお楽しみに!