水族館好きの大学生がおすすめ!駅直結の「都心に佇むレトロな水族館」【札幌市】
札幌市の地下鉄『新さっぽろ駅』および『JR新札幌駅』から徒歩3分のアクセスが良い場所に位置する『新さっぽろサンピアザ水族館』。
幼いころから道内各地の水族館に通い、大学生になった今もさまざまな水族館に通い続ける筆者が、その魅力をたっぷりとお伝えします。
新さっぽろ駅直結、都心に佇むレトロな水族館
『新さっぽろサンピアザ水族館』は2025年4月29日(火)に開館43年を迎える水族館で、全国の水族館の中でも比較的レトロな施設です。
館内には1階と2階に分かれた多彩な展示があり、都心にあるとは思えないような体験をすることができます。
見て、触れて、生きものに親しみやすい展示
1階:体験する楽しい海の世界
1階は、中心部に大きな『回遊水槽』があり、壁に沿ってさまざまな魚類の展示があります。
『回遊水槽』は多くの魚が泳いでおり、とても美しい光景です。エイやサメなど、迫力のある魚も展示されていました。
毒を持つ魚の水槽前にはこんなものが
画像:北海道Likers
壁や水槽には、飼育員さんによる手作りの生物の解説が掲示されており、思わず読み込んでしまいます。他にも、触って生きものを観察できる『タッチングプール』もありますよ。
中でも、『ドクターフィッシュ』のコーナーはとても面白く、小さな魚たちが人間の手や足の肌の角質を食べる“体験型の展示”を楽しめます。筆者は、くすぐったい感覚が癖になりました。
2階:かわいい生きものと淡水魚の世界
2階では、ペンギンやアザラシ、コツメカワウソなどのかわいい生きものやオショロコマなどの淡水魚が飼育されています。
淡水魚コーナーでは、同階のマリンショップで購入したエサやりの体験をすることもできます。
水槽の上には“エサの食いつき度”が書かれているため、エサやりの参考になりました。
水族館好きの筆者が選ぶ「おすすめ生きもの3選」
続いて、筆者がおすすめしたい“生きもの3選”をご紹介します!
(1)実はマッチョ!? 「ミズダコ」
はじめに紹介するミズダコは、擬態能力に長けるユニークな生きものです。近づいて見てみると、表面がシワシワしていますが、この表面は……?
なんと、『筋肉』です。タコのような軟体動物は骨がないため、筋肉が発達したのですね。まさに“マッチョ”な体です。この筋肉によって、狭い場所に入ったり、体を変形させたりすることができるのです。
(2)デンキウナギ
『デンキウナギ』は『新さっぽろサンピアザ水族館』を代表する生きものです。大きさや太さは人間の片腕ほど。体の表面は、ヌメっとしたテクスチャをしています。
飼育員さんいわく、『デンキウナギ』は『新さっぽろサンピアザ水族館』で長年飼育されており、水槽に電気を使った仕掛けもあるため、訪れる子どもたちの記憶にも残りやすいのだそう。
大人になってから“子どもの頃に訪れた記憶”をふと思い出して、子どもを連れてまた見に来ることもあるのだとか。世代を超えて愛され続けていることがわかります。
(3)ゴマフアザラシ
愛くるしいフォルムと表情が魅力の『ゴマフアザラシ』。現在は、2頭飼育されています。
人懐っこく、カメラや人が気になるのか、よく動くので、写真を撮るのも一苦労。つぶらな瞳が愛らしいですね。
サンピアザ水族館でしか買えない特別なアイテムをご紹介!
筆者が購入したお土産は3種類! それぞれ紹介していきたいと思います。
(1)ポストカード
2階にいた“カワウソ3兄弟”の『ポストカード』(180円)。3匹が仲良く並んでいます。
この他にも、水族館内にいるアザラシなどのポストカードも販売されていました。家やデスクに飾ることで、癒やしを得ることができますよ。
(2)マグネット
最後にご紹介するのは『マグネット』(250円)。今回、43mmサイズを購入しました。かわいらしいゴマフアザラシのイラストが描かれています。シンプルさゆえにかわいさが際立ちますね。
『新さっぽろサンピアザ水族館』の魅力をコンパクトに詰め込んだこのマグネットは、日常生活にちょっとした幸せをプラスしてくれることでしょう。
(3)木製キーホルダー
『新さっぽろサンピアザ水族館』オリジナルの『木のチャーム』のガチャガチャ(写真左300円/写真右200円)は売店のガチャガチャコーナーにあります。今回、筆者は300円のものを回してみました。
出てきたのは『ゴマフアザラシ』でした! 他にもカワウソやペンギン、エイなどのモチーフもあり、とても愛らしくてコンプリートしたいほど。素敵なお土産も見逃せません。
「新さっぽろサンピアザ水族館」の詳細
マリンスタッフによるエサやりの様子
画像:北海道Likers
住所:北海道札幌市厚別区厚別中央2-5-7-5
電話番号:011-890-2455
営業時間:10:00~17:00
※入場券の販売は、閉館の30分前で終了
※閉館時間は、時季により変更となる場合があります
定休日:なし
入園料:【子ども(3歳以上中学生まで)】400円【大人(高校生以上)】1,200円【65歳以上】800円【障がい者(子ども)】320円【障がい者(大人)】800円
北海道Likersライターのひとこと
日曜日や祝日には大水槽での餌やりショーも実施しているのだそう。
世代を超えて愛され続けるこの水族館は、スタッフのさまざまな工夫があって、動物たちの持つ魅力が最大限生かされる環境にあることが現地に行ってみてよくわかりました。
癒しと学びの時間を過ごし、世代を超えて心温まる思い出を、手に入れてみてはいかがでしょうか。
チケットの支払いは現金のほか、クレジットカードや電子決済も利用可能です。
文・取材/niwatori
取材協力/新さっぽろサンピアザ水族館
【画像】北海道Likers
※この記事は取材時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。