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トム・クルーズは最新映画を片っ端から観ている ─ 「僕の仕事は映画じゃない、僕自身が映画なんだ」

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これぞ一流。最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』での超危険なスタントで再び世界を魅了し、命懸けで映画作りに向き合う姿勢で人々に刺激を与え続けるトム・クルーズ。アクションスターとしての印象が強いが、実は熱心なシネフィルでもある。

そんな一面を教えてくれたのが、『ミッション:インポッシブル』でグレース役として共演したヘイリー・アトウェル。来日時にTHE RIVERによる単独インタビューに応じたアトウェルは、トム・クルーズのような優れた役者には、いつまでも「初心者の心(ビギナーズ・マインド)」が備わっているのだとの分析を語った。

具体的に聞くと、「トムのすごいところは、最新作をとにかく片っ端から鑑賞して、そこから学ぼうとしていること」とアトウェル。多忙に違いないが、新作映画を観まくっては、「この演技は何がすごいのか」「このショットは何がすごいのか」「この音楽は何がすごいのか」を学ぼうとしているのだという。「彼は常に進化しようとしているから、今の映画業界の流れにも敏感で、心を開いたまま、謙虚なままでいられる。自分に対してもとても正直で、『もっと自分を追い込もう』という気持ちでいるのです」。

実際に、クルーズは劇場で映画鑑賞しては、その半券を手に感想をSNSで伝える。最近では、マイケル・B・ジョーダンの『罪人たち』を鑑賞して「劇場で観るべき」とした。

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次回は、『レヴェナント: 蘇えりし者』(2015)のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作に出演する。スタントやアクション映画一辺倒でなく、多彩な映画作りを尊重するクルーズらしいチョイスだ。

「みなさんトム・クルーズといえばスタントを思い浮かべると思いますが、実は演技力も優れてるんです」と、ベンジー役で共演のサイモン・ペッグも。「僕はトム・クルーズとより親密なシーンやドラマチックなシーン、静かなシーンを演じるのも好きです。本作にもそういったシーンが少しあるのですが、とても気に入っています。だって、彼は役者としても素晴らしいから」。

グレース役のアトウェルとは、キャラクターを設計する過程で『スティング』(1973)や『おかしなおかしな大追跡』(1972)『ペーパー・ムーン』(1973)『華麗なる賭け』(1968)といった1970年代のケイパー映画を一緒に観て研究したという。

クルーズに言われた言葉を、アトウェルは今もよく覚えていると教えてくれた。『ファイナル・レコニング』撮影終盤、彼はこう言ったそうだ。

「僕の仕事は映画じゃない。僕自身が映画なんだ。」

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は5月17日(土)〜22日(木)先行上映、23日(金)公開。THE RIVERによるヘイリー・アトウェルへの単独インタビュー記事は近日掲載予定。

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