原告はまさかの犬!? 実話からインスパイアされた、にぎやかでコミカルなフランス法廷コメディ『犬の裁判』予告編
第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門へ正式出品され、パルム・ドッグ賞を受賞し話題となった『犬の裁判』(原題:LE PROCES DU CHIEN)が、5月30日(金)よりシネスイッチ銀座、UPLINK吉祥寺他にて全国順次公開。予告編、場面写真が解禁となった。
実話からインスパイアされた、にぎやかでコミカルなフランス法廷コメディ!
今回解禁された予告編は、レティシア・ドッシュが演じる負け裁判ばかりの絶不調弁護士アヴリルが、またも勝ち目のない依頼を泣く泣く請け負うことになるコミカルなシーンで始まる。前代未聞の法廷劇に、絶望的な状況に置かれた犬のコスモスの主人ダリウシュを演じたフランソワ・ダミアン(『エール!』/14)や、動物行動学者マルクを演じたジャン=パスカル・ザディ(『シャーク・ド・フランス』/22)、原告側の弁護士を演じたアンヌ・ドルヴァル(『Mommy/マミー』/14)といった実力派俳優たちが、法廷内での激論バトルに真剣に取り組む姿が大いに笑いを誘う。また、被告犬として証言台に立つコスモスを演じたサーカス犬のコディが無垢な演技で無罪を主張しているシーンは、カンヌ国際映画祭でパルム・ドック賞の受賞もうなずける稀代の名演技だ。
あわせて解禁となった新着場面写真6点は、監督・主演を務めたレティシア・ドッシュ演じる弁護士アヴリルと、パルム・ドック賞の名誉に輝いたコディ演じるコスモスが「私はコスモス」と書かれている壁の前を散歩したり、芝生の上でたわむれたりと、被告と弁護士という立場で絆を深め合う印象的なショット。コスモスの伴侶であり主人のフランソワ・ダミアン演じるダリウシュが唐突にアヴリルの事務所に押し掛け、弁護依頼を持ちかける冒頭のコミカルなショット。強烈な個性で原告側の弁護士を見事に演じたアンヌ・ドルヴァル。そして、アヴリルのアパートの隣室に住む訳あり少年とのツーショットは、社会風刺を盛り込んだ物語性を匂わせる一枚。また、法服を身にまとったアヴリルの同僚の弁護士を演じたピエール・ドラドンシャンとのショットなど、計6点が解禁された。