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大川総裁流・記者会見での指名され方

TBSラジオ

TBSラジオで金曜午後10時00分~11時30分に放送中「武田砂鉄のプレ金ナイト」。3月1日放送回のゲストは、大川興業総裁・大川豊さんでした。

初対面のお二人。大川総裁が登場してすぐのトークはこんな感じでした。

大川:いやぁ、すごい心地いいラジオですね。聴いてたら寝ちゃいそうですよ。

砂鉄:そういうリスナーの方が若干名いるんですよ。

大川:いやいやいやいや、いいラジオですね。今寝れない人いっぱいいるんですよ、世の中に。これ睡眠学習としていいんじゃないですかね。

砂鉄:あの人の声を聴けば寝られるってなれば、それはそれで。

大川:知らないうちに政治の情報が入ってるっていう。“政治正さなきゃいけないな”って気持ちでパッと起きるっていうね。新しいですね、このラジオ!

砂鉄:睡眠学習ラジオ。でも、これだけ大川さんが元気なことによって起きてるかもしれない。

大川:あ、起きちゃったね!ごめんね。おはようございます、皆さん!

今週は”睡眠学習ラジオ”になりませんね。大川総裁が初登場です。

大川総裁流・記者会見での指名され方

11時12分頃からのコーナー[ニュース・エトセトラ]では、TBSラジオの澤田大樹記者と1週間のニュースを振り返っていますが、コロナ禍では首相がどのような発言をしたのかをおさらいしてきました。

砂鉄:そこで(ニュース・エトセトラ)大川総裁の名前がよく出ててですね。首相の記者会見って基本は幹事社の人たちがまず最初にいて、何となく早めに終わらしたいあちら側がフリーランスにポツポツっと当てるっていう。

大川:海外の記者と、あとフリーランスと。あとネット系のニコニコ(ニュース)であったりとか、ビデオニュースさんであったりとかっていう感じで指してますね。

砂鉄:そもそも、なんで大川総裁があの場所に居るのかということから?マークの人もいらっしゃると思うんですが、いつぐらいからっていうことになるんですかね?

大川:10年以上前だと思いますね。民主党政権ですね。菅(直人)さんの会見とか野田(佳彦)さんの会見とか行ってましたね。初めてフリーランスにも会見をオープンにしようっていう流れがあって。だから総理会見だけじゃなくて、外務省も行きましたし、金融庁にも行ったりとかして。なぜか参加してましたね。

砂鉄:で、今もずっと会見に行ける時は?

大川:そうですね。現場でいろんな声を皆さんから聞くので…大変な状況も聞くので、意外と政治の方知らないんですよ。

砂鉄:だからあの会見で聞いてて、そういう着眼点で質問が来るっていうこと自体に動揺してるというか、驚いてるっていう感じがありましたよね。

大川:菅総理の時も自分が質問に立つと、どうしてもニヤけてしまったりとかあって(笑)申し訳ないなと思ったりもしたんですけど、でもコロナで大変な時期ですからね。

砂鉄:あそこでフリーランスで参加してる方は、当たるためにどうしたらいいんだみたいなね。大川さんはどういう作戦なんですか?

大川:片手はピッと伸ばして、もう1人居るような感じで低めのを1個。

砂鉄:なるほど。そうすると、どっちかに当たっても両方自分だという。

大川:両方挙げると目立ち過ぎだっていうことになるんで。片方は控えめなんですよ。だけど“いい質問するよ”みたいな感じで、片方はピシッと上げるっていう。

砂鉄:主張が強い自分と、ちょっとクレバーな自分を両方混ぜると(笑)そうすると、うっかり当たると。

大川:つい当ててしまうという。

砂鉄:なるほど。そういう仕組みがあったんですね。

記者会見では、大川総裁の手の挙げ方にも注目してみてください。このような心境だそうです。

「自己表現したい人の場所を提供する方が大切なんじゃないの」

“一線を越えたものはすべてお笑いだ!
大川興業は、森羅万象をお笑いにする芸人集団です。
ピン芸、コント、漫才、演劇などトランスフォームしながら笑合芸術として、世界にお届け致します。”
― 大川興業HPより

大川豊さんが創設者で代表取締役社長を務める芸人集団『大川興業』。ご自身も芸人として活躍し、政治・経済・社会問題を取り扱ってきました。そして、30年以上前から福祉の現場へ取材も。2024年1月には、新刊『大川総裁の福祉論! 知的障がい者と〝食う寝るところ、住むところ〟』を発売されました。

大川:元々、大川興業株式会社自体がお笑いライブの『すっとこどっこい』って若手育成ライブをずっとやってまして。そっから、くりぃむしちゅーであったり、キャイ~ンであったり、皆さんがブレイクしてってくれたんですけども。その中で、両手両足が不自由だった、ホーキング青山がお客さんで来てて。“同情されるような人生は嫌だ”みたいなことも本人は言ってて。体は不自由だけど、発想がすごい自由だったんですよ。喋りも上手いし。“だったら、そういうことをどんどんやった方がいいよ、自己表現しなさいよ。”っつって。俺が板(ステージ)を用意するから。当時ですからね。まだ、乙武くんもデビューしてないんですから。障がいのある人をお笑いになんて、もうタブー中のタブーの時期だったので。でも、頑張って舞台立ってもらって、ちゃんと我々のネタ見せも来て、ちゃんとネタとして昇華されている、作品をちゃんと舞台でやって、デビューが出来て、出版に繋がったりとか。(ビート)たけしさんの『首』って映画にも出たりとか。多少何かあっても…攻撃されたりとかね。所謂炎上ってやつですか、あっても、その人がやりたいっていう現場をちゃんと作るっていうことが大切だなっていうふうに思ってて。

砂鉄:そういったいろんな芸人さんがいる中で、今回出された『大川総裁の福祉論!』の割と冒頭の所で、ALS・筋萎縮性側索硬化症のステイホーム芸人のイーグル76っていう芸人さんがいるというのを初めて知ったんですが、これはどういう芸人さんなんですか?

大川:やっぱ暗い話題がどうしても多いと。体が動かないじゃないですか。目だけでとか、そういう状況もあって。あとイーグル76の場合はですね、気管切開してるんすよ、実は。で、元々すごいゴルフがめちゃくちゃ上手い人で、何か(スコア)70ぐらいで回るぐらいな。

砂鉄:あ、それからきてるんですね(笑)イーグル76って。

大川:そっからきてるんですよ!プロになれるぐらいすごいっすよ。普通、気管切開をしてしまうと声が出なくなります。だけど、何か上手くテクニック使って、普通に喋れるようになってるんですよ。なので、そういったことも伝えたいと。気管切開して声が出なくなって意思疎通が出来なくなると、めちゃくちゃ辛くなるらしいんですよ。だから気管切開したとしても、こうしたことでみんなと会話出来るよみたいなことも表現したいし、別にALS患者でも会社作っていいんじゃないかとか、そういう普通の前向きなことをどんどん自己表現していきたいっていうことなので。当時使ってたOriHimeってロボットを愛知県の自宅から遠隔操作で、弊社のお笑いライブ『すっとこどっこい』に出演をして、音声を流し、ロボットが身振り手振りで上手く自分でコントロールしながらネタお届けするっていうことをやってました。

砂鉄:ホーキング青山さんのときもそうだし、自分がこういう表現をしたいんだったら、それをやってみたらいいではないか、っていうことを今もやられてるってことですね。

大川:そうですね。資本力がある会社ほどそういうことなかなかやらないので(笑)わかりますよ、世間的にコンプライアンスどうのこうのとか、いろんなこと言われるから。普通に優秀な方たちを芸人として育成してっていうのはわかるんですけど。もっといろんな形で自己表現したい人の場所を提供する方がすごく大切なんじゃないのって、俺は思ってまして。

砂鉄:そういったホーキング青山さんとか、いろんな方の活動をお笑い芸人として見ていく中で、いろんな福祉の現場にもその中から取材をされたり、関係が広がっていくという。

大川:メディアに取り上げていただいたりとか、取材もしていただいたりとかしていく中で、自分が選挙の現場行くと、深刻な問題をお抱えのご両親の方がいらして、実は子どもたちがかなり高齢化してると。私たちはもう80歳を超えてると。なので、これ以上子どもの面倒見れないと。だから終の棲家の問題とか、深刻な問題のことをですね、私に熱く語っていただけるので。政治の連載やってたんですね、集英社の『プレイボーイ』っていう雑誌で。例えば、当時は小渕政権だったので自自連合とか、そういったことをどうしても取り上げていかなきゃいけないじゃないですか。そうすると、なかなか福祉のことは取り上げづらかったりとか…編集方針でなかなか難しかったりするんで。でも現場行きつつ、何とか政治家の皆さんに質問したりとか、そんな形のことをずっと続けてたって感じですね。

「現実に即した形を考えて」

能登半島地震から2ヶ月が経ちました。以前から輪島塗を応援されてきた大川総裁ですが、砂鉄さんへ輪島塗のお箸製造専門店『わじま 手ばしや』さんのお箸をプレゼントされました。

そして、被災地を取材された大川総裁。大川総裁が見た現状とは…

大川:自分は福祉避難所にも行ってますけど、福祉課の皆さんは、重度の方・最重度の方・そして自閉症の方々の状況があまり把握されてなくて。(中略)自閉症の方だと、なかなか部屋から出れないとか。まず避難所入れてもらえませんので。大声を出してしまうとか。(中略)そういった方たちの避難とかが、ちょっとうまくいってない感じもありますね。

砂鉄:東日本大震災であるとか、様々な震災の後も取材されたり現場へ行かれたと思うんですが、大きな震災があった後の福祉施設の対応・行政の対応っていうのは、改善してきてるところがあるのか、その都度起きる度にそういう状況っていうのが生まれてしまうのかっていうのは…一概に比較も出来ないのかもしれないですけど。

大川:大体、被災地は初めての体験ですので、毎回毎回。福祉避難所も皆さん、特別支援学校がいいんじゃないかっていうことを仰るんですけど、特別支援学校ってかなり遠距離で通ってる方が多いんですね、実を言うと。なので、それよりか近所の方をまず避難させる、遠い方は近所の福祉施設を避難所にするとか。現実に即した形を考えてもらわないと、かなり厳しい…今も厳しいですね。

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