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新港町に誕生した『EN³ TOTTEI BBQ』で海と炎の“劇場型”ダイニングを体験 神戸市

Kiss

新しい風が吹き込むように、今夏、神戸ウォーターフロントにオープンした『EN³(エンスリー)TOTTEI BBQ』(神戸市中央区)は、アウトドアの高揚感と洗練されたレストランの空気を併せ持つ注目のスポットです。

場所は『ジーライオンアリーナ神戸』の南に広がる『TOTTEI PARK』にある「緑の丘」の内部。丘の一部に溶け込むように建ち、周囲の景観に馴染んでいます。

訪れたのは宵闇が近づきはじめる17時30分頃。18時のディナータイムに向け、1階では薪をくべた「アサードグリル」で食材の調理が進められていました。

BBQ専門の料理人である「ピットマスター」が、赤く揺らめく炎の熱を見極めながら、大きな骨付き肉やソーセージを次々と焼き上げていきます。間近で見るその手さばきは迫力があり、思わず見入ってしまうほどでした。

肉だけでなく、野菜やキノコも丁寧に火入れされます。厚みのあるしいたけや舞茸は遠火でゆっくりと熱を含ませ、逆に高温で焼きつけた肉は吊るして遠赤外線でじっくり仕上げるなど、食材ごとに最適な方法が選ばれています。

これこそが南米アルゼンチンの伝統的な「アサードグリル」の醍醐味。鉄板調理とは異なり、時間をかけて熱を伝えることで肉の繊維が壊れず、旨味をしっかり閉じ込めたまま柔らかく仕上がるのだそうです。

本格的なBBQの調理風景を眺めた後で、「緑の丘」の階段を上りながら2階のレストランに移動。期待に胸が膨らみます。

そこに待っていたのは、足元から天井まで全面ガラス張りの開放的な空間!海がすぐそばに感じられるインフィニティ感はとてもロマンティック♪広々としたテーブル席は余裕をもって配置され、程よい高級感が漂います。

1階で焼き上げられた熱々の肉は、骨から丁寧に外し、食べやすい大きさにカットしてくれます。断面の美しさに見入ってしまいます。

ブラジル発祥の粗挽き生ソーセージ「リングイッサ」も、金串からカットし、それぞれのプレートに取り分けられます。

レストラン内にある「Weber」社のガスグリルに並んでいたのは、繊細なホタテなどのシーフード。食材に合わせた調理法で仕上げられます。

そして運ばれてきたのがこちら。大きな木製プレートには、牛肉、野菜、キノコに魚介と豪快かつ美しく並べられています。

テーブルの中央に置かれるだけで場の空気が華やぎます。4人でシェアするべく、野菜をカットしたり、お肉を取り分けながら、自然と会話が弾むのも不思議です♪

特にスモークの香りをまとった「トマホークステーキ」は、リブロースの強い旨味を存分に味わえる逸品。骨付きのまま丹念に焼かれていた調理風景を思い出しながらいただくと、なお美味しく感じます。

また、皮ごと焼かれた大きな玉ねぎのジューシーな甘さに驚き。日常ではなかなか味わえない美味しさです。

店名の『EN³』は、「縁」「炎」「宴」という3つの“エン”をテーマに名づけられたといいます。「ただ食事をするだけではなく、人と人が心地よくつながり、炎を囲む時間を共有する場として、日常の延長にある特別なひとときを感じてほしい」と担当者は話します。

レストランは完全予約制で、BBQコースはA(5,500円・税込)とB(8,000円・税込)の2種類。さらに、13名以上で利用できるプレミアムプラン(10,000円・税込)はワンランク上の華やかなコースで、クリスマスや年末年始の集いにおすすめです。なお、コース内容は旬の食材によって変わるため、詳細は公式サイトで確認してください。


場所
EN³(エンスリー)
(神戸市中央区新港町2-2)

営業時間
●BBQ 
昼の部 12:00~15:00(L.O.14:30)、夜の部 18:00~21:00(L.O.20:30)
●テイクアウト 
11:00~20:00(L.O.19:00)

定休日
不定休

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