犬が不安に思っている『4つのこと』心の負担を減らすために飼い主ができることとは?
犬は感情豊かで賢い動物…繊細で不安に思うことも
犬はコミュニケーション能力が高く、感情豊かで賢い動物です。人間と共に暮らしてきた歴史が長い分、人間の感情を読み取る能力にも長けていると言われています。
そんな犬たちは感情豊かで賢いが故に繊細な一面持ち合わせています。動物の本能により元々は警戒心も強いため、私たちが気に留めないような些細な出来事にも不安を感じたり恐怖を覚えたりすることがあるのです。
犬が不安に思っている『4つのこと』
では、犬が飼い主と一緒に暮らす生活の中で、どのようなことに対して不安を感じているのでしょうか。犬が不安に感じやすいことを紹介します。
1.怖いことが起きないかな
屋外ではもちろん、室内にいるときであっても生活環境によっては警戒心を解くことができず、常に「怖いことが起きないかな」「敵が襲ってきたらどうしよう」と不安を抱く犬は少なくありません。
例えば、外の騒音や知らない人の声が聞こえやすい環境だったり、窓辺で外の様子が観察しやすい環境だと、警戒心が高まりリラックスできる時間が限られてしまいます。
2.飼い主さんに嫌われないかな
失敗やイタズラをしてしまったとき、「ダメなこと」と叱ることは大切です。しかし、過度に長々と説教したり大きな声で怒鳴りつけたりすると、学びよりも恐怖を与えてしまいます。
犬は人の表情や声のトーン、行動から感情を読み取ることができます。そのため、前述した行動を繰り返していると、「飼い主さんに嫌われたのでは」「飼い主さんに呆れられてしまったかも」と必要以上に不安を感じてしまう犬も多いです。
3.かまってもらえなくなったらどうしよう
環境に大きな変化が訪れたり、忙しい飼い主さんを見て「かまってもらえなくなったらどうしよう」「私と遊びたくないのかな」と不安になる犬も多くいます。
特に、新たに他のペットがやってきたりご家庭に赤ちゃんが生まれた時などは、不安に駆られる犬が多いです。「あなたのことも愛しているよ」と、きちんと毎日愛情を注いであげてください。
4.飼い主さんとお別れすることになったらどうしよう
愛情不足を感じていたり、叱られた直後には、「飼い主さんに捨てられたらどうしよう」「お別れすることになったらどうしよう」と不安を覚える犬もいるようです。
普段から「愛されている」と自信を持っている犬ならば問題ありませんが、あまりかまってもらえていなかったり叱られてばかりだったりすると、些細な出来事で大きな不安に駆られてしまうこともあります。
愛犬の心の負担を減らすために飼い主ができること
愛犬が日常生活の中で不安を感じないよう、飼い主は「生活環境の改善」と「愛情の注ぎ方」を意識してみましょう。
愛犬が生活する部屋は、外からの影響を受けにくいような工夫を行います。例えば、愛犬の寝床は窓や道路に面した場所から離して設置したり、危険な事故が起きないよう配慮してください。
また、日頃から飼い主や家族からたっぷり愛情を注がれていると、不安を覚えずストレス耐性が上がります。アイコンタクトや声かけ、スキンシップ、遊びなどを積極的に行い、「自分は愛されている」と自信を持たせましょう。
まとめ
いかがでしたか。飼い主がやりがちな些細な行動や生活環境によって、犬が日常的に不安を感じてしまうことがあります。心当たりのある方は早めに生活環境を見直し、積極的に愛情を注いであげましょう。