ルヴァン杯・静岡ダービーでゴールを決めた磐田のリカルドグラッサと清水のアフメドフは試合後、何を語ったか
Jリーグのルヴァンカップ1stラウンド2回戦が4月9日行われ、ジュビロ磐田と清水エスパルスがヤマハスタジアムで対戦し、磐田が2−1で清水に逆転勝ちしました。磐田の決勝点を挙げたDFリカルドグラッサ選手と、試合開始30秒で先制のヘディングシュートを決めた清水のFWアフメド・アフメドフ選手に試合後、話を聞きました。
ジュビロ磐田・DFリカルドグラッサ
ー試合を振り返って。
相手の最初の攻撃で失点する形になったが、その後チーム全体で話してうまく修正しながら自分たちのサッカーを見せることができた。ああいう形で失点してしまうと、準備してきたものを変えないといけない場面も出てくるが、試合全体を通して自分たちのサッカーをやって忍耐力をもって戦うことができたからこそ勝利できた。チームを称えたいし、この勝利に関わった人すべてにおめでとうと言いたい。
ー決勝点を振り返って。
最終的には自分が決勝点を決める形にはなったが、自分がこの試合に出るためにメディカルのスタッフがずっとサポートしてくれた。試合ができるコンディションに戻してくれたことに感謝したい。
また、同点ゴールがなければ決勝ゴールも生まれないし、自分がだけが決めたわけではない。(ファウルでFKを得た時に)力也には「ペナルティのところを目掛けて蹴ってくれ」と話していたし、うまく仲間がブロックしてくれて自分がフリーになる状況を作ってくれた。あの場でチームメートとコミュニケーションをしっかり取れた結果、取れた決勝点だと思う。
ー磐田はホームで今季全勝。サポーターの力は。
ヤマハではサポーターのおかげで本当に気持ちよくプレーができる。間違いなく、それがアドバンテージになっている。感謝している。
ーダービーの雰囲気は?
ダービーの雰囲気は特別なものだと思っている。自分が磐田に来てから、エコパでのダービーは引き分けで、アウエーでは負けてしまった。その後、練習試合でも戦ったことはあったが、実際にヤマハスタジアムで行う公式戦のダービーは初めてだった。
ただでさえ特別な雰囲気をつくってくれるヤマハでのダービー。今日は本当にすごい雰囲気だった。今日はいきなり失点してしまったが、サポーターのみんなが逆転する力を与えてくれた。この勝ちを全員で祝いたい。間違いなく言えるのは、ここから僕たちもサポーターも笑顔で帰ることができるということ。それが今日は一番だと思う。
清水エスパルス・FWアフメドフ
ー試合の感想を。
結果のところで満足していない。自分たちにとって非常に大事な試合だった。
ー自身の待望のゴールを振り返って。
3ヶ月、待ち望んでいたゴールが決まった。日本のフットボールに適応していくのが難しかったが、ここからもっと良くなっていくと思っている。
ーチームと個人の今日の試合の収穫と課題は?
チームとしての課題は監督からあると思うので、私がチームとしての話をすることはできない。毎試合全力を尽くして戦っている。いい時もあれば良くない時もある。
ー自分はシャイな性格だと言っていたが、得点を決めた時は喜びを爆発させていた。
シャイなのはピッチの外だけ。
ー次に向けて意気込みを。
大事な試合だと思うので勝たなければいけないと思っている。サポーターが喜べるように全力を尽くして戦いたい。