【日本食堂紀行】駒場東大前で100年以上続く老舗定食屋で味わう最高の豚の生姜焼き定食とは? / 東京都目黒区駒場の「菱田屋」
日本のみならず世界中に数えきれないほど存在する「食堂」。
「食堂」といっても様々なスタイルのお店がある。
例えば、食べるだけに特化しているお店もあるが、店主や常連さんたちとの会話を楽しみながら味わえる場所もあれば、もしくは、お酒やおつまみを楽しみにながらテレビを見られる場所もあるなど、様々な「食堂」のスタイルが、その場所その場所に存在している。
そんなその場所その場所で独自の歴史を積み重ねてきた、愛すべき日本の食堂で味わう食事は、まさに幸せを感じる場所とも言える。旅先で出会うなら、尚更のことだ。
今回はそんな素晴らしい食堂の中から、京王井の頭線の駒場東大前駅近くにある100年以上続く食堂をご紹介したい。
お店の名前は「菱田屋(ひしだや)」だ。
・明治時代に東京大学の仕出し屋として創業した老舗の定食屋、それが「菱田屋(ひしだや)」
こちらのお店、明治時代に東京大学の仕出し屋として創業した老舗の定食屋とのこと。
正確な創業年数は判明していないそうなのだが、明治新政府の発足である1868年から1912年までの間に創業したことは確かのようで、すでに100年以上、多くの人々に美味しい食事を提供し続けており、今なお多くの東京大学の学生たちに愛されている。
・菱田屋で味わう最高の豚の生姜焼きとは?
こちらにはさまざまなメニューがあり、そのどれもが美味しいのだが、絶対に味わっておきたいメニューがある。それが豚の生姜焼き定食だ。
定食が届けられると、まず非常に香ばしい豚の生姜焼きの香りが食欲を掻き立ててくれる。
まずは豚の生姜焼きだけを味わってみてほしい。
ニンニクと生姜はおそらく調理時にすりたてのものを使っているであろう、その非常に刺激的なパンチのある味わいが香ばしいタレと一緒に柔らかい豚肉にしっかりと絡んでいる。
この味わいは菱田屋でしか味わえない、そんな素晴らしい生姜焼き定食がここにはあるのだ。
そんな美味しい生姜焼きはご飯との相性も抜群だ。
シャキシャキとした玉ねぎは食感もよく味わいも最高、シロメシが喉を通っていく快感を感じながら、一気にご飯と生姜焼きを味わう、これこそ定食を味わう上で、最高の瞬間だと痛感させられる。
もちろんタレの染みたキャベツやマヨネーズがあえられたパスタも、しっかりとご飯のおかずとなっており、生姜焼きを飽きさせずに味わうことをサポートしてくれている。
そして脇役であるはずの漬物は生姜焼きの味わいをキリリと引き締めてくれるし
具沢山の味噌汁も非常に美味。
菱田屋といえばのピーナッツの箸置きも、しっかりと食後に楽しむことができる、至れり尽くせりの最高の定食がここにはあるのだ。
日本の最高学府である東京大学のお膝元で多くの人々に素晴らしい定食を提供し続けたこちらのお店。
もし近くを訪れたのであれば、100年以上愛されてきた質実剛健の素晴らしい定食を味わってみてはいかがだろうか?きっとそこには、時代に左右されない、本物の味わいがあるに違いないのだ。
<お店の情報>
お店 菱田屋(ひしだや)
住所 東京都目黒区駒場1-27-12
営業時間
月曜日から金曜日 11:30 – 14:00 / 17:30 – 22:00
土曜日 17:30 – 22:00
定休日
日曜日・祝日
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