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冬の絶景列車旅!世界一ロマンチックな鉄道「只見線」~福島県絶景×グルメ×癒しで心身リフレッシュ間違いなし!

特選街web

福島県の会津若松駅と、新潟県の小出駅を結ぶ只見線(ただみせん)。この路線は、日本の四季折々の美しい風景を楽しみながら、心を癒す旅ができることで知られています。美しい風景、絶品の食べ物、心温まる体験の詰まった只見線の旅。今回は実際に旅をする気分になれるように、たっぷりとその魅力をお伝えしていきます。

絶景の宝庫−雪景色はまさに別世界

只見線の最大の魅力の一つが、車窓から見える絶景。まるで絵画のような景色が広がり、四季折々その姿を変えます。鉄道ファンだけでなく自然や風景を愛する方にとっても、只見線はまさに絶景の宝庫と言えるでしょう。

さらにこの時期、冬の雪景色は格別です。降り積もった雪が周囲の木々や山々を包み込み、銀世界が広がります。あたり一面が真っ白に染まり、その美しさは圧巻。雪景色が見られるのは冬だけの特別な時間。車窓からの景色はまさに「別世界」、まるで時が止まったかのような静寂に包まれます。

第一只見川橋りょう

特に、只見線の名所「第一只見川橋りょう」は絶景スポットとして有名です。この場所は鉄道ファンだけでなく、多くのカメラマンが集まり、撮影を楽しめるスポットのひとつとして知られています。橋を渡る際には、列車の運転手がわざわざゆっくり走行してくれるため、絶好の写真を撮ることもできるのが嬉しいポイント。雪景色や、四季折々の風景が交錯するこの橋りょうは、訪れた際には必見のスポットと言えるでしょう。

会津塩沢駅

沿線には無人駅も点在し、駅舎やホームが雪に埋もれている光景は、都会では感じることのできない静けさを体験できます。これらの景色を見ていると、自然の美しさに改めて感動することでしょう。これこそが、只見線が「世界一ロマンチックな鉄道」として海外のメディアにも取り上げられる理由です。

「只見線ガイドブック」より

只見線の旅で楽しむ美味しいグルメ

只見線の魅力は景色だけではありません。沿線には、地元ならではの特産品や名物グルメが豊富に揃い、食の魅力を存分に楽しめるのも、この路線旅の楽しみのひとつ。

ボリューム満点のご当地グルメ「ソースかつ丼」

ソースかつ丼

会津柳津ソースかつ丼は、たっぷりのキャベツの上にふわふわの卵焼きとサクサクのソースカツが乗ったボリューム満点の一品。厚めにカットされた豚カツを使うのが特徴で、カツを揚げたあとに甘めの特製のソースをしっかり浸しているので、ご飯がどんどんすすみます。お店ごとにそれぞれの個性があるので、お気に入りのソースかつ丼を見つけてみるのも良いでしょう。

ソースかつ丼は、地元の人々にとっても大切な郷土料理であり、旅の途中で訪れるべき絶品グルメのひとつです。この地を訪れた際には、ぜひ地元の人にも愛され続ける一品を堪能してみてはいかがでしょうか。

柳津銘菓「あわまんじゅう」は素朴な甘さともちもち食感が魅力

あわまんじゅう

さらに、食後のデザートにぴったりなのが「あわまんじゅう」。“あわ”とは、粟(あわ)という雑穀のこと。その粟を練り込んだ黄色い生地は、もちもちとしたお餅のような食感が特徴です。その皮の中に、なめらかなこしあんを包み込んだのが、名物「あわまんじゅう」。ひと口食べると、もっちりとした弾力のある皮と、なめらかなあんこのハーモニーが口の中に広がります。

柳津駅周辺には複数のあわまんじゅう屋があり、お店ごとに微妙に異なる食感や甘さを楽しめます。旅のお土産や食べ歩きにもおすすめです。

地元の住民との温かな交流−只見線沿線のアクティビティ

只見線沿線では、ここでしか楽しめないユニークな体験もすることができます。地域の伝統や文化を触れることができるので、訪れた人々にとって貴重な思い出となること間違いなし。

ゆらゆらと首を振る姿はユーモラス満点!「赤べこの絵付け体験」

赤べこ(会津柳津駅)

会津ならではの体験のひとつが「赤べこの絵付け」。赤べこは会津地方の伝統的な民芸品で、赤い牛の姿をした木製の人形。柳津町(円蔵寺)が発祥の地と言われています。赤べこは、震災からの復興のシンボルとしても知られています。絵付け体験はお顔や柄も自由自在。自分だけの赤べこを作り上げることができ、その後はお土産として持ち帰ることができます。

会津の手作り会館や店舗などで開催されていて、飛び入り当日参加できるところもありますが、予約受付しているところもあるのでお目当ての体験会を見つけたら、一度問い合わせてみましょう。

こうした地域ならではのアクティビティは、他ではなかなかできない貴重な時間と思い出を提供してくれます。

まるで雪の下の宝探し!?「キャベツ掘り体験」

キャベツ掘り体験

また、只見線沿線では「キャベツ掘り体験」も楽しめます。冷たい雪の下にいたキャベツは甘みたっぷり。地域の農業体験をすることで、その土地とのつながりを深く感じることができます。農作業を通じて、地元の人々と親しくなることもでき、心温まる交流が生まれる瞬間です。

“おもてなし”の温かい心を感じる「只見線にみんなで手をふろう条例」

只見線沿線の地域では「只見線にみんなで手をふろう条例」が制定されています。地元の住民たちが列車に向かって手を振ることで、乗客へのおもてなしの気持ちを示すとともに、力強く走る只見線を応援することが目的なのだとか。

手を振ってもらえたら、ぜひ振り返してみましょう。地元の人々との心温まる交流は、旅の中で最も印象深い思い出の一つとなることでしょう。

温泉でのリフレッシュ− 旅の締めくくり

絶景とグルメ、アクティビティを楽しんだら只見線の旅の最後には、心身ともにリフレッシュできる温泉に訪れてみて。特におすすめなのが、源泉かけ流しの炭酸泉です。この温泉は、シュワシュワとした炭酸の気泡が特徴で、肌にまとわりつく感触が非常に心地よいと評判です。

湯守によると、炭酸の強さは日々異なるとのことで、その日の状態によって異なる湯の質感を楽しむことができます。温泉に浸かりながら、旅の疲れを癒し、心身をリセットする時間は、旅の締めくくりにぴったり。

福島県金山町 玉梨温泉『恵比寿屋旅館』 http://ebis-ya.com/

『恵比寿屋旅館』かけ流し、源泉100%の温泉と、旬をたっぷり盛り込んだお料理が楽しめる

まとめ

2011年7月の豪雨災害から11年間不通となり、2022年に全線運転再開された只見線は、東日本大震災や豪雨災害の影響を受けながらも、再び多くの人々に愛される場所となりました。美しい景色やおいしい食べ物に出会いに、この冬は是非とも只見線に足を運んでみてはいかがでしょうか。

公式サイトで只見線をチェックしてみよう

只見線ポータルサイト https://tadami-line.jp/

只見線 YouTubeチャンネル

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