流行語大賞を開催する側の思惑とは【流行語と思惑論】
マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオが語り合う番組。11月30日の放送は「流行語と思惑論」をお送りしました。
タツオ:この時期になると……、あっ、お二人ともいいですか?
マキタ:どうぞ。
鹿島:しゃべっちゃって。今からお菓子を食べるのに夢中だから。
マキタ:いいよ、ぼーっとしながら聞いてるから。
タツオ:もうしゃべるのやめようかな!
マキタ:やってくれ。
鹿島:ほら、これはタツオの番組だから。好きなようにしゃべってくれ。
マキタ:大学の!
鹿島:大学の!ポ○チンラジオ!
タツオ:ありえます?おじさん二人がスマホを手放さない番組を収録しているって(笑)
マキタ:違うんだよ、ちゃんといろいろ見てるんだよ。
鹿島:今年いくら稼いだか計算しているんだよ。
タツオ:いや、まだ早い(笑)12月はもっと稼ぐから。
鹿島:そうだな、書き入れ時なんて言うからな。
タツオ:そうでしょ?書き入れ時でしょ?
マキタ:繁忙期。
タツオ:世の中なんて12月はボーナスが出る時期ですよ。
鹿島:それでタツオ、なんだって?
タツオ:今年を振り返るときに、言葉で振り返ろうとするやつっていっぱいあるじゃん。
マキタ:『新語・流行語大賞』みたいなやつ?
タツオ:そういうの、いくつくらいわかる?
マキタ:フィフティー・フィフティー!
タツオ:いや、そういうことじゃなくて、賞がいくつくらいあるかわかる?
マキタ:あ~、賞はわからないな。
タツオ:意外と意識してないでしょ?
マキタ:ユーキャンとか。
タツオ:『新語・流行語大賞』ってユーキャンなの。で、ノミネート後の発表が11月なの。で、期間が1月1日から10月31日って堂々と書いてあるの。
鹿島:そうなんですよ。
タツオ:だから、11月と12月は全無視なんだよね。
鹿島:これは僕が以前言いましたよね。その賞も含めて、12月に入ると今年を振り返るモードになるじゃないですか。だから実質11ヶ月しかないんです。それは12月に対して失礼だろって俺は言ってるの。
タツオ:12月に失礼だ論。
鹿島:12月にものすごい流行が来たらどうするんだ?
マキタ:12月はうかうかしちゃうからね。
鹿島:斎藤清六ブームが来たらどうするの?「村の~、村の時間がやって参りました~」
マキタ:「時間の時間が~」ってあったね。
タツオ:今後もないと思います(笑)
鹿島:風見しんごさんがブレイキン発祥の人というのを調べていたんですけど、何があるかわからないですよ。40年経って「この人が発祥なんだな」と思うこともあるので。
タツオ:たしかにそうかもしれない。
マキタ:で、いくつあるんだよ?
タツオ:まずは『新語・流行語大賞』、これは11月も無視してる論なんです。
鹿島:よくニュースになるやつね。
タツオ:あとは『SNS流行語大賞』
マキタ:あ~、なんか聞いたことある。一番疎いわ。
タツオ:そのあとは『egg流行語大賞』というギャル語の流行語大賞。
マキタ:『egg』ってまだあるんだ!
タツオ:あとは『今年の新語』っていうのもある。これは三省堂がやってるやつで、固有名詞や商品名はさすがに入らなくて、ゆるやかに生活に浸透した新しい言葉みたいなもの。
鹿島:それは気になりますね。
マキタ:あんまり政治色がなさそうじゃん。
タツオ:でも三省堂が主催しているから。PRですからね。あとは『今年の漢字』っていうのもありますね。あれは漢検だから。
鹿島:12月の頭に発表しますよね、お坊さんが。
タツオ:あれは本当にやめてほしい。
鹿島:読めねえんだ(笑)
(TBSラジオ『東京ポッド許可局』より抜粋)