野菜ソムリエならコロコロ転がるきゅうりはこう切る。プロのテクニックにストレスフリー!
転がって大変!きゅうりが転がらない切り方のコツとは?
きゅうりを切る際、切ったきゅうりがコロコロと転がってしまい、まな板の外やシンクに落ちてしまうことは多いのでは?いちいち手を止めて拾ったり再度洗ったりするのは面倒ですよね。
この記事では、野菜ソムリエがきゅうりが転がらない切り方を2つ紹介します。作業時間や作業の難易度を比較検証するのでトライしやすいほうを取り入れてみてくださいね。
検証結果まとめ
ピーラーで側面を削ぐ方法と包丁を内側に向ける方法は、どちらもシンプルで取り入れやすい方法です。ピーラーで側面を削ぐと、きゅうり自体に安定感がありとても切りやすいのがメリット。仕上がりは一部皮が削がれている状態ですが、ピーラーで薄くむくため気になりません。
包丁を内側に向ける方法はどちらかと言えば上級者向けかもしれませんが、必要なものは包丁だけなのがメリット。ただ包丁の向きが上からは見にくく、厚さがバラバラになりがちです。ゆっくり厚みを確認しながら切ればきれいにカットできますよ。調理に慣れているかどうかによって選ぶのがおすすめです。
切り方 / 難易度 / 転がりにくさ / 作業時間(きゅうり1本当たり)
ピーラーで側面を削ぐ / ☆ / ☆ / 1分30秒
包丁を内側に向ける / ☆☆ / ☆☆ / 3分
【初心者向け】ピーラーできゅうりの側面をむいて切る
作業時間目安:きゅうり1本あたり1分30秒
ピーラーを使ってきゅうりの側面を一筋削ぎ落としてから切る方法です。削ぎ落とした部分が平らになるため、その部分を下にして切ると安定感があり、切ったきゅうりも転がりにくくなります。手軽なので、料理初心者さんにおすすめです。
必要なもの
・きゅうり
・ピーラー
・包丁
・まな板
手順
きゅうりの側面をピーラーで削ぎ落とします。
ひと筋削ぎ落とし、その部分を下にしてきゅうりをおくと、きゅうりが固定できて安定感があり切りやすくなります。
丸いきゅうりに平らな面があることから、切ったあとも転がらずにそのまま留まってくれます。
【上級者向け】包丁を内側に向けて切る
作業時間目安:きゅうり1本あたり3分
きゅうりを切るときに、包丁を内側に向ける方法です。まっすぐに立てて切るとコロコロ転がりますが、包丁の向きを内側にするだけで転がりにくくなり包丁に貼り付くのも防げます。斜めに切るので慎重に切る必要がありますが、ゆっくり作業すれば問題ありません。
必要なもの
・きゅうり
・包丁
・まな板
手順
包丁を内側に向けて斜めに切ります。
上から見ると包丁の刃先が見にくいです。包丁の向きを確認しながら切ると、厚さを均一に切ることができますよ。慣れてくるときれいに仕上がります。
コロコロ転がらないきゅうりの切り方でスムーズ!
切ったきゅうりがコロコロ転がってあちこちに飛んでいくと、なかなか作業がスムーズにいきませんよね。手を止めて拾い集めたり、転がったきゅうりをさらに切ってしまったりして、なんだかイライラ……。
野菜ソムリエが紹介する切り方なら、どちらも転がることなくカットできます。内側に向けて切る方法は慣れるとサクサクッと切れて包丁にもくっつかないので、シンプルで効果的です。ぜひ挑戦してみてくださいね。
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。
ライター:稲吉永恵(野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ)