ソフトバンク・石川柊太が惜別のコメント 「長いようで短いようで、内容的にはとても濃い11年間」
「福岡が大好き」
ソフトバンクは11日、国内FA権を行使してロッテに移籍する石川柊太のコメントを発表した。
石川は総合工科高から創価大を経て、2013年の育成ドラフト1位でソフトバンクに入団。2017年の一軍デビューから8年で通算185試合に登板し、56勝41敗8ホールド、防御率3.32という成績を残した。
2020年には最多勝(3名同時受賞)と最高勝率の二冠に輝き、昨年は8月18日の西武戦で史上88人目のノーヒットノーランも達成。育成から這い上がって実績を積んだ32歳右腕が、来季から戦いの場を新天地へ移す。
石川は球団を通じて「決まったことに関しては、まずはホッとしたというのが正直な気持ちです」と率直な心境を吐露。
続けて「福岡が大好きですし、自分を野球選手として育ててくれたのは紛れもなく福岡でありホークスであり、ファンの皆さんです。熟考を重ねる中でそういう方々の顔が浮かんでいたのは間違いないですが、今回、移籍という決断をさせていただきました」と報告した。
さらに「長いようで短いようで、内容的にはとても濃い11年間でした。応援してくださった皆さんには本当に感謝しかありません」とこれまでの声援に感謝。
最後は「チームは変わりますが、プロ野球というスポーツを盛り上げていくという意味では変わらず頑張っていきたいと思っていますので、あたたかく見守っていただけると嬉しいです」と呼びかけた。
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記事:SPAIA編集部