新宿歌舞伎町・極悪ホストの非情な取り立て手口…女性客に売春強要→立ちんぼ姿を自撮り監視のクズっぷり
「稼ぎが少ないと会えないよ」
極悪ホストは、こう言って客の女性を精神的に追い込み、売春を強要していた。
東京・新宿区歌舞伎町の大久保公園付近で女性客(24)に売春をさせようとしたとして、ホストクラブ「GRAN」の自称取締役、「七瀬大」こと田中大亮容疑者(24)が13日までに売春防止法違反(困惑売春未遂)の疑いで警視庁保安課に逮捕された。
今年4月、SNSで店のライブ配信を視聴した女性のもとに「GRANに来ませんか?」というメッセージが届いた。同月、女性が初めて店を訪れ、その際、席についたのが田中容疑者だった。
その後、田中容疑者は「早く会いたい」「店に来て」と繰り返しメッセージを送り、女性は週に5、6回、店に通うようになった。
やがてコンビニのバイト代だけでは支払いができなくなり、女性が出会い系カフェで“相手”を探していると、田中容疑者は「タチに変えた方がいい」「他の女の子も朝6時からやっている」と立ちんぼを勧めてきた。
■「最低でも10」のノルマ
女性は見ず知らずの男性と性交することや立ちんぼには抵抗があったが、再三、「やんなよ」とあおられ、8月下旬から公園付近に立つようになった。すると田中容疑者は「額が少ない。最低でも10(万円)」「他の子は稼いでいるから挽回しよう」「今日は結果残さないとおかしいから」と一方的にノルマを設定した。
「田中は本当に女性が大久保公園にいるかどうか、証拠写真を要求。背景に公園が写るアングルで客待ちをしている姿を自撮りして送らせた。女性は田中の指示通り、ほぼ毎日、公園で客待ちをしていたが、『遅い。サボってたの?』『見に行ったけど、お前、いないじゃん』と監視しているようなメールを送り付けていた」(捜査事情通)
9月、女性は客待ち中に売春防止法違反容疑で逮捕されたが、田中容疑者をかばい、売春させられていることは黙っていた。釈放後、逮捕されたことを伝えると、田中容疑者は「連絡がないから心配したよ」と言いながら「今度は逮捕されないように気を付けて稼ごうね」と告げ、「オレとのLINE(のやりとり)を非表示にしろ」「捕まった時にバレないようにしろ」と命じた。
田中容疑者の言動に不信感を抱き、自らの過ちに気付いた女性は翌10月、再逮捕され、捜査員に「精神的につらくなった」とすべてを打ち明け、田中容疑者の関与が明らかになった。
「田中は女性が店を訪れるたびに所持金を聞き出し、その金額に合わせて会計を請求していた。所持金が少ないと、不機嫌になることもあったそうです。悪質ホストの社会問題化を受け、この店でも売り掛けは禁止になっていたが、田中は自身の売り上げを伸ばすため、女性の飲み代を個人で立て替えていた。女性は飲食代に数百万円をつぎ込んでいた」(捜査事情通)
こうして田中容疑者は今年同店で指名本数連続1位を獲得したが、クズっぷりもナンバーワンだ。