『ミッション:インポッシブル』『リロ&スティッチ』US同日公開で好調スタート、『ミッション』はシリーズ最高記録達成
アメリカでは2025年5月23日に『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』と実写版『リロ&スティッチ』が同日デビュー。ボックスオフィスを牽引すると期待を集めた2作は共に快調スタートを切った。
とりわけ『リロ&スティッチ』は驚異的な成績を収めている。初週末の米興収は1億4,550万ドル、メモリアルデーの祝日連休も含めると1億8,300万ドル。『リトル・マーメイド』(2023)の1億1,881万ドルを超え、『美女と野獣』(2017)の1億7,475万ドルに匹敵する。
2019年の同タイミング(メモリアルデーの祝日連休)に公開された『アラジン』連休分成績1億1,680万ドルも上回っている。世界興収は3億4,170万ドルで、ディズニー実写映画作品としては『ライオン・キング』『美女と野獣』に次ぐ歴代3位。
トム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』はほぼ通りで米国内7,700万ドル発進。シリーズとしては『フォールアウト』(2018)6,123万ドルも超え、過去最高のオープニング成績だ。前作『デッドレコニング』初週末は5,468万ドルだった。米によれば、米国外で特に成績が優れていたのは韓国の1,270万ドル、日本の1,100万ドル、イギリスの1,070万ドル、インドの900万ドル。
2023年に『バービー』との同日公開作がペアリングされ盛り上がったように、現在海外のSNSではスティッチとトム・クルーズが組み合わされたコラージュ画像が拡散中。『リロ&スティッチ』のRotten Tomatoes観客スコアは94%、『ミッション:インポッシブル』は90%と両作共にファン評価も高い。SNSでの話題性や口コミによって、好成績キープにも期待できそうだ。映画業界にとっては、サマーシーズンに向けて幸先の良いヒット事例となった。
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